NoMovieNoLife

生きる街のNoMovieNoLifeのレビュー・感想・評価

生きる街(2018年製作の映画)
4.0
震災でズレてしまった人生の歯車。
街は少しずつ復興しても、2度と戻らないものを抱える家族が円を描き繋がった縁により生きる意味を見つけていく。
上り坂を歯を食いしばって登る。前も後ろも果てないけど、そう生きていく強さを感じた。
置かれた立場で「もう」なのか、いや「未だ」なのかと捉える人がいると思う。
本作では、大震災で人生が一変したある家族の姿を通して、未だ癒えぬ被災地や被災者の姿を浮き彫りにしながら家族や生きる意味を問う。
静かな感動、胸に響く作品。夏木マリさん、素敵でした★
NoMovieNoLife

NoMovieNoLife