ローズまりぃ

ブラッド・ワークのローズまりぃのネタバレレビュー・内容・結末

ブラッド・ワーク(2002年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

469本目。
8月配信終了一気見25作品目。
登場人物が少ないのと今までの作品たちからの傾向により犯人はすぐ分かった。けど動機がすごいなぁ。珍しいタイプの動機でしかも血液型が重要=?みやいなのもなるほどなぁあってなった。どんだけ追いかけっこが楽しくて執着してるんだ。
評価結構低いけど普通に最後全部しっかりと伏線繋がるしカチッとハマるから面白かった。




FBI捜査官マッケイレブが呼び出されたのはコードキラーと呼ばれる連続殺人事件の現場。現場には捕まえてみろというメッセージと謎の数列が被害者の血で残されていた。現場を一通り見て彼は取り囲むマスコミと野次馬を見る。その中に現場に残されていた靴跡と同じ靴を履く人物を見つける。その男は彼の視線に気付き逃げ出す。マッケイレブは男を追うが暫く走ると突然鼓動が早まり倒れる。彼が倒れたのを見た男は足を止め近付いてくるがマッケイレブは力を振り絞って銃を撃つ。
時が経ち心臓移植の手術を受けたマッケイレブは引退し船で暮らしていた。病院から帰ってきた彼に隣の船に住んでいるバディが女が訪ねて来ていると声を掛けてくる。女はグラシエラと名乗り妹グローリアを殺した犯人を探し出してくれと頼んできた。最初断ったマッケイレブに彼女は妹とその息子が写った写真を見せる。それに何か思う所がないかと彼女は聞きマッケイレブに移植された心臓は妹のものだと告げる。それを聞いても断るつもりだったがマッケイレブは思い直し警察に捜査状況を聞きに行くと告げた。担当刑事の話を聞くとグローリアの事件はありふれた殺人強盗で進展はないと言われた。マッケイレブは捜査資料の警備ビデオを見せられる。グローリアは雑貨店主と一緒に犯人に撃たれその直後に訪れた客に手当てを受けていた。その犯人はカメラにウィンクをしていた。映像を見たマッケイレブは犯人はカメラの位置を知っていて下見に来た筈だと判断し他の映像を要求をするが遠回しに断られる。マッケイレブは現場に向かう。雑貨店は未亡人が経営を継いでいた。彼は一通り見て回るが収穫はない。しかし見張っているような黒い車が気に掛かる。彼は次に図書館に行きネットで事件の記事を読み今度は古い馴染みのウィンストン刑事(女性)を尋ねた。マッケイレブは犯人が強盗の常習犯だと思い似たようなコーデル事件を調べる事にした。彼女はその事件の担当で犯行を記録していたATMの映像を見せて貰う。その映像で犯人は何かを喋っていた。マッケイレブはコーデル事件の通報者に会いに行く。通報者は警察の対応を非難していた。何故なら救急隊が現場を間違えて到着しその時間差で被害者を死なせてしまったから。その後彼はこちらの現場にも赴き帰宅する。彼は暇そうなバディを見て運転手に雇い就寝し翌朝彼は何者かに撃たれた夢を見て目を覚ました。
マッケイレブは病院に行き自分のドナーの関して担当医を問い質す。担当医は32歳女性だと話すが彼が詳しく話し始めてドナーの情報が漏れている事、安静していない事に腹を立てる。担当医は捜査を断らなければ主治医を降りると言い出した。マッケイレブは捜査を止めずコーデル事件の容疑者ボロトフに会いに行く。ボロトフは札付きに悪党でアリバイを聞いてくるマッケイレブが警察じゃないと見抜くと暴れ出し逃走した。ポロトフの逃走がウィンストンに知られ彼女はマッケイレブを叱る。しかし去り際読唇術で犯人がハッピー・バレンタインと言っていたと教えてくれた。マッケイレブは船に帰り借りたグローリアのビデオ見直す。するとそちらの犯人も同じ事を言っているように見えた。そこにグラシエラがグローリアの息子を連れて訪ねて来る。妹の最後の姿を見て彼女はショックを受ける。マッケイレブは外食を提案し食事後グラシエラは捜査状況を聞いてくる。マッケイレブは妹とコーデルに何か関係がないか聞くが彼女には心当たりはない。マッケイレブは強盗ではなく特定の人物を狙った殺人だと推測していた。グラシエラはそこで遺留品の中に十字架のネックレスが無かった事を思い出しマッケイレブは犯人が記念品として持ち去ったと考えた。ビデオを確認すると犯人はイヤリングも盗んでいた。
翌日マッケイレブはコーデルの家に向かう。そこまでの道中バディは彼に現役時代の事を聞く。マッケイレブは現役時代は情報や犯人等全てと繋がりを感じていたと言う。その感覚が甦って来たとも言う彼にバディは自分は負け犬だと卑下する。マッケイレブはコーデルの妻に犯人は他でも犯行を重ねていると告げる。妻は一瞬グローリアとの浮気を疑うがマッケイレブは別な繋がりがあった筈だと否定。彼は遺留品に関しても聞くが妻は無かったものはないと答えてくる。マッケイレブはコーデルの車を調べると献血カードが目に入った。その時妻は夫のブランド物のサングラスが無い事に気付く。マッケイレブは先日ATMを見に行った時特徴のあるサングラスをかけていた男が居た事を思い出しウィンストンを訪ねる。彼女は不在だったがボロトフの死体が見付かったと聞かされる。現場に行くとウィンストンはグローリアの担当刑事達と管轄で揉めて居た。死体には死因とは別の38口径の弾が残されていてコーデルとグローリアを殺したと思わしき銃も落ちていたので刑事達は事件解決だと言い張る。しかしマッケイレブはボロトフが犯人ではないと反論した。
マッケイレブは船に戻りバディに小切手を切る為宛名を聞く。バディはジャスパー・ヌーン名義にして欲しいと言ってきた。グラシエラが事件が解決したかどうかを聞きにやってきてマッケイレブは否定しグローリアの死ぬ前の行動を聞く。すると彼女が献血した事を知りそれが動機だと気付いた。マッケイレブはコーデルの血液型も聞き出そうとするが奥さんと連絡が取れず仕方が無く病院に行く。彼は主治医に協力を求めるが自分の検査と引き換えになった。主治医は彼の体調の悪化している事を嘆く。それを聞いたグラシエラは妹の救った命を無駄にしたくないとマッケイレブに捜査の中止を口にする。主治医はグローリアとコーデルの献血記録を調べ同じ血液型だと教えてくれた。二人はマッケイレブへ臓器を提供させる為に殺された。そしてグローリアの時手当てをした人物が居たのを思い出した。マッケイレブはウィンストンを雑貨店に呼び出す。彼は検証実験を行い通報してきた人物がグローリアを殺していた事を突き止める。コーデル事件の通報者が共犯ある可能性も視野に入る。その時マッケイレブは以前見た黒い車がまた止まっている事に気付く。彼はウィンストンの車からショットガンを取り出しその車を銃撃。しかし逃げられてしまった。通報者を調べようとするが彼は仕事を休んでおり自宅に向かうと何者かが殺されていた。マッケイレブは船に戻りグラシエラとグローリアの息子と過ごす。その息子レイモンドはコードキラーの資料を見て意味不明の数列に1がない事に気が付いた。その夜マッケイレブの船に侵入者が来る。彼はその侵入者を海に叩き込んだがそれはグローリアの事件を担当してた刑事だった。彼等はコードキラーが再び現れたとマッケイレブを現場に連れて行く。翌朝市警察と共に現場へ。そこは2年前にマッケイレブが発作で倒れた場所で目撃者の男が頭部に銃弾を浴びて倒れていた。更に遺体の上には因縁のコード・キラーからのメッセージ。そこにはハッピーバレンタインと書かれているのだった。そのメッセージで全ての事件がコード・キラーの仕業だと察してしまったマッケイレブ。(恐らくコード・キラーはマッケイレブとの追いかけっこを楽しんでいたのだ。だがマッケイレブが心臓の発作で引退してしまったため彼はマッケイレブに心臓を提供しようとATMにて男を殺害した。しかし手違いが起きて救急車が間に合わなかったので次の犯行に及ぶ。前回の失敗を踏まえ殺害前に救急車を呼びグローリアを脳死状態にした。そして彼女の心臓をマッケイレブに提供。心臓はコード・キラーからのバレンタインデーの贈り物だった。)被害者はコーデル事件の通報者で謎の数列、そしてハッピーバレンタインというメッセージも残されていた。マッケイレブは今までの事件が自分を復帰させる為の行われた事に気付く。彼は捜査陣に暗号の意味は不明だが1がないという事を告げマッケイレブは船に戻る。声を掛けるが誰も居なかった。
彼は小切手を手に取りバディにもって行こうとする。その時彼はその宛名に注目した。マッケイレブはバディを訪ね二人が居ないか聞くとバディは帰ったと答えた。彼はふと周りを見渡し無造作に置かれている十字架のネックレスを見付ける。マッケイレブはバディに銃を向け立つよう促す。彼は小切手を見せ苗字がNOONE、1がない事を指摘した。宛名の苗字がノーワンという文字で構成されていたから。バディがコード・キラーだったのである。正体が露見したバディは犯行を良い思い出のように語りグラシエラ達を人質に取った事を告げる。マッケイレブは逃亡しようとしたバディを銃撃しグラシエラとその甥っ子の所在を問うた。彼は子供はマッケイレブの予備になるので殺さないと言う。(バディは飽くまでもマッケイレブに執着し彼を苦しめることを楽しんでいる。そのためにグラシエラと子供を誘拐していた。)案内されたのは座礁した船。その船底の一室に2人は閉じ込められていた。鍵を受け取る際バディが逃走してしまったが一先ずは2人を無事に救出。バディは船に隠しておいた銃を取り出していた。マッケイレブは彼が出口で待ち伏せしている事を想定し囮になって二人を逃がす。バディがマッケイレブを追っている間グラシエラ達は彼等が乗ってきた船に逃げ込む。マッケイレブはバディを座礁船で捜すが彼はグラシエラ達の居る船に乗り込んでいた。グラシエラは船を動かし座礁船にぶつけて舳先に居たバディを振り落とした。座礁船に落ち怪我を負ったバディはマッケイレブに命乞いをする。しかし彼は赦さずバディを撃った。
事情聴取にウィンストンがやってくる。事件も解決し気持ちの整理はどう付けるのか?と聞くとマッケイレブはグラシエラを見ながらグローリアの心臓がある、ハートに従うよと答えた。全てが解決したマッケイレブはグローリアの息子とグラシエラと共に穏やかに日々を過ごすのだった。
ローズまりぃ

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