ノノ

リバー・オブ・グラスのノノのレビュー・感想・評価

リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)
3.8
鬱屈とした日常に嫌気がさした成人男女の逃避行。
服の色、車の色、家具、プールずっと青いものに囲まれていた。犯罪をしたくてもできない、子供も生活も全てを捨て去っても見慣れた場所にいる。生まれた場所で死んでいく、何者にもなれない、アイデンティティの虚無感が永遠に漂う。何となく分からなくもない感覚で苦しくなった。
静かなコージーのモノローグと2人のダラダラした逃避行は良い意味で退屈で心地良い。
あと、リーがジャックニコルソンにしか見えなかった。
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