ほとんどの表現者にとって、その核心が様々に表れるとされるのが処女作であり、そうした語りの源流がどこにあるのだろうと思いながら、この『リバー・オブ・グラス』を楽しみにしながら観た。
想像した通りに素…
こんなに煮え切らない逃避行は見たことがない。独白をメインにユーモアを交え、時に不穏な前半の雰囲気が好きすぎる。それ故に以降の展開がしんどかったものの、結末で大きく挽回してくれた。とはいえ、それも前段…
>>続きを読む日々無意識からくる呼吸と共に生きていく。
どこからかきたか、わからん''通念''という荷物を車のトランクにしまう。
窓から一瞬で移り変わる景色をみながら、自分が存在していることに虚無感を感じて人知れ…
この家から出られない、この街から出られない、この生活から抜け出せないって自分で自分を縛り付けて動けないままの毎日。一歩踏み出せばなんてことはないのに、その場に留まってつまらなくしてるのは自分のせい。…
>>続きを読むジム・ジャームッシュやテレンス・マリックを彷彿とさせるロードムービー、アウトローへの憧れ。ケイリー・ライカートの映画は気難しそうなイメージがあったが、今作は『バッファロー’66』を筆頭とする90年代…
>>続きを読む冒頭、ある彼女の殺人の動機を些細なことの蓄積だろうと言っていて、自分がいつもニュースを見るたびに思っていたことで、映画で、そのままの言葉で見たのは初めてだと思った うれしかった 何者でもない、ここで…
>>続きを読む©1995 COZY PRODUCTIONS