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ゴールデン・リバーのNYoLoのレビュー・感想・評価

ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)
4.0
分かりたい!
この世界観と面白みを理解したい!

と、見終えた瞬間思って、帰りに紀伊國屋で原作を購入しました。
これから読みます。

分かるときっと面白いんだと思う。あと少しで届きそうな感じはあるんだけど、なんだろ、もどかしい。

観たら、勧めてくれたJanと話ができると思ったのに、これじゃぁ何も話せない。焦るわ。




時はゴールドラッシュ時代。父親との確執を持つ腕っ節の殺し屋シスターズ兄弟と、提督(歴史に疎くてこの人の立ち位置が何なのかが分からないが、とにかく権力者)に追われるハーマン、ハーマンの居場所を偵察しシスターズ兄弟に知らせるモリスという4人の男たちが織りなすドラマ。

町から町へ逃げるハーマンと、行動を共にするにつれハーマンの思想に感化されるモリス。数日の差で追いかけるも色々あって苦労するシスターズ兄弟。最終的になんだかんだで一緒に逃げることになって、金を採集するんですが‥‥、

ハーマンが追われる理由と、まさかの展開。

そうくる?!


めまぐるしくって、夜の西部は暗くって、なんかよく分からない思考に戸惑ってるうちに、全員まとめて好きになってしまった。

また、本読み終わったら改めて。



はい!読み終えました。うん、やっぽりこれだけの彼らの背景をあの2時間くらいで分かろうとするのが土台無理だった。でも、その「彼らにはいろんな思いがある」というのを、すごく感じさせてくれた映画、という意味では正しく鑑賞できていたのだと思う。

とりあえずは、なんか雰囲気が好きな作品っていうので良かったんだ。いろんな要素が盛り込まれたドラマなんだから。

ところで本当に、これサスペンスでもなんでもないけど、邦題も含めなんでそんなくくりになるかというと、出版してる会社がミステリー専門のところで「このミステリーがすごい」とかで上位だったりしたから、のようです。やめてよ、そんな壮大なミスリード。

そして読んでて面食らったのは、チャーリーが兄でイーライが弟ってこと。待って!脳内でイーライはジョン・C・ライリーなものだから、ホアキンの弟って言われても無理!

あと、細かいところが違ってて、提督のラストなんかは映画の方が好きだったかな。イーライらしさ、出てたと思う。

またいつか観よう、そう思える味わい深い作品です。
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