女は二度決断するのふぃーなのレビュー・感想・評価

ドイツが抱える移民問題。これはドイツに限らず、EU各国が抱えている移民問題に共通することなのではないか、と感じました。
宗教、肌の色、出身国。何が正しくて何が偉いわけでもなくて、神さまがただ私たちひとりひとりに使命を与えてこの世界に命を授けられてるだけなのに。それは、自分と違う手段で神さまを信じる人、自分とは違う肌の色を持っている人を殺し、その家族を精神的苦痛に陥れることなのだろうか。
辛く悲しいけれど、目を背けてはいけない事実が深い悲しみとともに描かれている印象的な作品です。