きゃしー

マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴーのきゃしーのレビュー・感想・評価

3.3
「マンマミーア 」と聞くと、つい感傷に浸る。
高校時代、私はドナだったから。
文化祭に向けて夏休みを返上し、下手な演技もダンスも歌も、形になるよう努力した。
そういえばクラスは賞を獲ったんだっけ。
終わりよければすべてよし、あれから少しずつ、思い出は美化されている。

そんな思い入れのあるドナ、続編となる今作では、なんと他界していた…。なぜ!?

物語はソフィーと若い頃のドナ、2人が生きた時代を行き来しながら進んでいく。
懐かしいサウンド、ソフィーの可憐な歌声、ドナの弾ける笑顔。
どれも琴線に触れる。
あの教室のステージで、クラスメイトが踊っているのが目に浮かぶよう。
なんだか、高校時代に戻りたくなった。

ふたつだけ。
後半の展開の歯切れが悪い。
終わりかと思ったらまだ続く、これが何回か繰り返されるのはちょっと。
あとは、続編の域を出ていないところがざんねん!1作目の楽曲をいくつも挿入するのは勿論理解できるけれど、今作で初めて使用されている楽曲たちに、それらを圧倒してほしかったなぁ…なんて。
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