このレビューはネタバレを含みます
『記者だった私が突然地球外生命体に寄生されてバケモノになったけど、良い奴だったから寄生されたままでいます』
ヴェノムがラノベになったらタイトルはこんな感じだと思います。
【○】
そのままだったら厨二病全開イケイケアクション映画になってしまうところをヴェノムのギャグやユーモアが絶妙に中和している。
故にカッコいいと面白いがしっかりと両立できている。
【×】
悪役のイメージが露骨かなと感じた。電気自動車に乗るのを躊躇してしまう。
中国文化の押し付けが多いイメージを受けた。作品の世界観とは馴染んでいますが、「制作会社が中国」ということを知るとそういうことなのかな、と余計な詮索をしてしまいます。
【雑感】
兎にも角にも安定の面白さでした。カールトンの「人間は奪ってばかりで、地球はまもなく枯渇する」というのはわりかし遠くない未来なのではと思いました。世界のイノベーターが血眼になって宇宙開発に励んでいるのも、それに気づいているからなのでしょうか。資本主義のカルマなのかもしれません。
