Akiyoshi

ヴェノムのAkiyoshiのレビュー・感想・評価

ヴェノム(2018年製作の映画)
3.8
Sony’s Universe of Marvel Characters
略称「SUMC」。ソニーピクチャーズの保有するMARVELキャラクター(約900体)の世界観を共有する実写映画作品。ソニーユニバースとでも言うのか。その第1弾として選ばれたのがスパイダーマンの悪役で1番人気を誇る「ヴェノム」を主人公とした映画だった。

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)参戦によって1度は構想に上がったヴェノムのスピンオフが白紙になったが、MCUの「スパイダーマン ホームカミング」とのスパイダーマンとは世界観は共有しないソニー独自のユニバースを展開することでトム・ハーディ演じるヴェノムが誕生。評論家たちからは辛口だが、観客からは大好評のキャラクター生まれた。みんな好きだよなヴェノム。

ちなみにこのユニバース第2弾となるのはスパイダーマンに出てくる吸血鬼じみた体質になってしまうキャラクター「マイケル・モービウス博士」を主人公とした作品だ。演じるのはジャレッド・レト。

また新しい世界観が広がっていくが、そろそろユニバース疲れが来そうですね。日本でもマンガの実写化が多いようにアメリカでもアメコミの実写化がどんどん出てきますね。

さてみんな大好きヴェノムですが、個人的には楽しい作品でした。思ってたよりダークさはなく、デートでも行けるような作品でギャップがありました。主演のトム・ハーディですが、怒りをこらえる演技が1番の萌えポイントで、最近お堅い役柄ばっか演じていたイメージがあり、ちょっとジョークを飛ばすだけで新鮮味のある演技になっていて素敵でしたよ。そして肝心なヴェノムですが、クリエイティブな戦い方と、うにょうにょ感、重量がある演出がとてもクールで良い。うむ、良い!好き!ってなります。

ユニバースの第1弾として最高の滑り出し。今後も期待!
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