このレビューはネタバレを含みます
カンヌのグランプリ作品だそうで。
エイズへの偏見に立ち向かうグループのACT UPの活動を通して、エイズと言う病魔との闘いや彼らの恋愛を描いた作品ですかね。いや、描くと言うか…なんかリアル過ぎてドキュメンタリーでも観ているような感じだったな。
中盤くらいまではエイズとは言え、生き生きとして輝いて見えるショーンが、どんどん弱っていくのが辛い。
母親が服を着替えさせるシーンは、やっぱり目を逸らしたくなるくらい苦しくて、無理だ…って逃げちゃう恋人の気持ちが痛いほど解ったり。親より先に死ぬこと…恋人を残して死ぬこと…本意じゃないことが痛いほどわかるから、この病気の恐ろしさにうんざりするし、できるだけ早く特効薬ができることを祈りたい。それにしても命なんて儚いものだなぁ…今を精一杯、後悔のないように生きなければと思いました。