BPM ビート・パー・ミニットの作品情報・感想・評価

BPM ビート・パー・ミニット2017年製作の映画)

120 Battements par minute/BPM (Beats per Minute)

上映日:2018年03月24日

製作国:

上映時間:143分

3.8

あらすじ

舞台は1990年代初めのパリ。エイズの感染による差別や不当な扱いに抗議し、政府や製薬会社などへ変革に挑んだ実在の団体「ACT UP」の活動を通して、若者たちの恋と人生の輝きを描く。ACT UPのメンバーだったという監督自身の経験が物語のベースとなっている。明日も知れぬ命を抱える主人公の葛藤、感染者を一人でも減らしたい、友人の命を助けたいという情熱、恋人との限りある愛・・。生と死、理想と現実の狭間…

舞台は1990年代初めのパリ。エイズの感染による差別や不当な扱いに抗議し、政府や製薬会社などへ変革に挑んだ実在の団体「ACT UP」の活動を通して、若者たちの恋と人生の輝きを描く。ACT UPのメンバーだったという監督自身の経験が物語のベースとなっている。明日も知れぬ命を抱える主人公の葛藤、感染者を一人でも減らしたい、友人の命を助けたいという情熱、恋人との限りある愛・・。生と死、理想と現実の狭間で揺れ動きながらも、強く生きる若者たち。彼らの生き生きとした表情や行動が、力強くエモーショナルな映像と共に綴られる、感動作。

「BPM ビート・パー・ミニット」に投稿された感想・評価

エイズと懸命に闘い必死に生にしがみついた青年達の生命の鼓動が聞こえてくるドラマ。
1990年代の初頭エイズや同性愛と言ったマイノリティに根強い偏見があった時代に自分達の事を理解してもらうため、そして生きる為に実際に活動していたACT’UPという団体を題材にしています。

結構過激な活動をするシーンが最初の方に出ますが、彼達の信念も同時に説明されていくので、理解出来ないということにはならないようになっています。
また当時の時代背景を下敷きにした製薬会社との闘いと主に主人公のショーン1人に焦点を絞ってエイズとの闘病生活が描かれていきます。

他の同性愛をテーマにした作品と違うのは懸命に生きるという事の中に愛を描き出しているところだと思います。
それ故に人を愛することの尊さと儚さが表れていると感じた。
「君に生きていてほしい」ただそれだけの願いもエイズという病気は根こそぎ奪い去っていく。
残酷だが美しい物語でした。

BPMとは1分間の脈数の事です。
この作品からは彼達の生きたいという思いが、鼓動のように確かに脈打っていた。

沈黙=死 行動=生
というメッセージが劇中で出てきますが生きるとはそういう事なのだと思います。
何か強い信念というものは人々を動かす原動力になるのだと思う。
ななこ

ななこの感想・評価

5.0
1990年代のフランスを舞台に同性愛者とエイズ流行を取り扱っていて凄い重そうな映画なんだろうなあ...って思ったんですがすごくテンポがよく2時間23分があっという間でした。はじめて映画館で泣いた...
えみ

えみの感想・評価

4.2
【私が選ぶもっと美しいキスシーン】

圧倒!フランス映画すっげぇなあ〜!
ドキュメンタリーっぽい撮り方嫌いじゃないよ、ウンウン。

ホモ、売春婦、エイズ、薬物中毒者、すべてのマイノリティーのために世に訴えかけるACTUPという団体。

限りある命の中で懸命に生きて吠えて愛してセックスして。心臓の芯がボッと熱くなる映画だった。

何と言っても『冗談でしょう?私はホモじゃない』からのキスシーン。本当にもう本当によかった。なんか涙が出てしまうようなキスシーンだった。私が今まで見た中でダントツに好きなキスシーンになった。

かなり長く感じたし結構体力のいる映画だった〜無音のエンドロールが新鮮でした。
Matilda

Matildaの感想・評価

3.9
無知は敵。知識は武器。
セクシャルな話題は避けられがち。予防法を知らないがために広まっていたエイズ。1990年代って、すごい最近までこんなことがあったのか、とすごくリアルに感じた。

仲間が死に、恋人が死に、自分にも確実に死が近づいている....という人達の力強さ、必死さが眩しい。焦りや不安が暴力的にもさせる。

長めのセックスシーン、細かいミーティングでの議論をしっかり見せるところが、ドキュメンタリーのようで入り込むことができた。入り込み過ぎて疲れた。

見る意味のあった映画。
mikaco

mikacoの感想・評価

-
評価は難しい

ただ、観終わってこんなにぐったりしたのは久しぶり
マイノリティは声を上げないと殺されてしまう。

【M】での議論は本音でぶつかり合ってるのがよく分かるし、ポスターやボードに書かれたスローガンは力強くハッとさせられるものも多かったです。

確かに少し暴力的やけど、それだけ必死で熱い思いはすごく伝わってきた。

病気との闘いの場面も時折挟まれメリハリが効いている印象。

ただラブシーンには少し嫌悪感を抱いてしまった。
サカナ

サカナの感想・評価

3.6

やっと、やっと見れたこの作品!
久しぶりのフランス映画を鑑賞だったけど、フランス語聞いてどこか落ち着く自分がいた。

フランスのみならず、海外はそうかもしれないけど、とにかく議論がすごく濃密に行われていた印象。海外は発言しないと存在しないことにされちゃうから、こういうのに消極的な日本人とはすごく対照的。

皆「死」の恐怖を感じるからこそ闘う強い意志をすごく感じた。恐怖から怒りに変わり、それが原動力となるんだと。
その一方で避けられない「死」の恐怖に怯える弱い部分も表れており、何も言えない気分になった。

本当に愛し合っていた2人。あと少し…時代が違ったら2人の未来はどうなっていたのかと思うと胸が痛む。
ちさと

ちさとの感想・評価

3.9
BPMって、なんのことだったんだろう
最初から最後まで、作品を通して聞こえてくるビート音が、ACT UPの彼らの限られた命とその中で力強く生きて、愛して、戦っていく様子を表してくれているようでした。

たしかに誰かにウイルスを感染させてしまうことは責任があるし、病気について知らないことに関して自己責任論にしてしまうのは現状をみるとナンセンス、彼らの気持ちがすごくわかる一方、抗議活動がより文化として定着している海外ならではの力強さ・暴力性を少しだけ感じました。
y

yの感想・評価

4.1
こういう映画が増えて欲しい
力強い映画だった
無音のエンドロール
ちぼ

ちぼの感想・評価

5.0
今思い出しても泣ける。号泣しすぎて嗚咽抑えるのが大変だった。
エイズの問題とか、それに対する国の対応とか、そういった社会的問題もこの映画のテーマの一つなのかもしれないけど、そっちよりも映画の中の彼らの生き様に、なんかすごく心が揺さぶられて頭から離れない。
病気とか病気じゃないとか関係なく、目の前にある問題と全力で向き合って、闘って、人を愛して、生きるか死ぬかを常に考えてる。
その姿が眩しくて、愛しくて、この物語の彼らはなんて濃密に人生を生きてるんだろうと思った。
日々生きていく中で、彼らの隣には常に生死の問題がくっついている。確実に死にゆく未来に向かってるのに、誰よりも未来に向かって全力で生きてる。
討論して、他人とぶつかり合いながら必死に希望を見出そうとしながら、もがき苦しみながら生きてる。映画を見ながら、生きるってこういうことなんだろうなと思った。
仲間がいて、恋人がいて、人生を精一杯生きる彼らが羨ましくて、美しくて、眩しい。
それでも運命は変わらない非情さがある。でも、何もせず絶望して生きるのではなく、必死に足掻く姿が胸に突き刺さる。輝いて見えた。
きっと今自分がいる境遇は、彼らよりも恵まれているのに、彼らの方がずっと人生を生きている。自分も全力で生きてみたいと思った。
涙が止まらない。色んな人に観て欲しい。
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