BPM ビート・パー・ミニットの作品情報・感想・評価

「BPM ビート・パー・ミニット」に投稿された感想・評価

エイズは恥ずかしいって認識があるし、ちゃんと対策してればかからないと思われてるけど、誰にだってかかる可能性はあるし恐ろしい病気なんやなって思い知らされた。
教育現場において助長するって否定されてるけど自分の身を守るためにも小学生、中学生の頃からちゃんと教えるべきやと思う。
Atomy

Atomyの感想・評価

4.2
クラブの暗闇で光る煙草の火、踊る人々、ライトに照らされて舞う埃。
カメラが一つづつこれらを画面におさめていくのを見たとき、めちゃくちゃいい映画だなと感じた。

エイズ撲滅のためのLGBTの人々による活動団体、アクトアップパリ。彼らの活動と、生き様を描いた映画。とても面白かった。

さすがフランスの映画とあって、議論やデモのシーンがとても多い。彼らはしゃべる、しゃべる、しゃべる。
息抜きのクラブのシーンを挟みつつ、とてもテンポよく話は進んでいく。

活動メンバーが1人、また1人と命を落としていく。その度に残りのメンバーは更に力強く行動している。明日は我が身。

エイズに感染していなくても、本当は人間誰しもが死ぬこととは隣り合わせで生きているはずだけれど、彼らにはそれが克明に見えているんだろう。
keita21

keita21の感想・評価

4.0
ジャケから想像つかない、
オブラートに包まない描写が
印象に残る社会派映画
知識なさすぎて置いてかれた。
観ておくと人生助かるかも。
おたば

おたばの感想・評価

3.2
【新たな悲しみの連鎖を産まないために】

BPM

この単語をみて音楽をやってる身としては
「この映画は音楽映画である」という認識になってしまいましたが
そっすね、心拍数ってことすね。

実在したフランスのエイズに関する運動団体「ACT UP」
その団員である1人の若者がその命を費やすまでのお話です。

とは言ったものの、実際このショーンという若者が主役なのかどうか
そう捉えるのは作品を見ただけでは正直感じとれなくて
ショーンと恋仲になる若者が主役っぽい感じがしました。

むしろ主役というポジションがあったのかどうか。

クローズアップされる人物は確かにいて作品の主軸である人物が数人いるのはわかったけど
何よりACTUPの全員がこの作品のこのテーマの主人公なのでしょう。

彼らはエイズの苦しみを、恐怖を知りその感染抑止や治療開発、ひいては政治的、社会的な分野にまでアプローチをし続ける活動団体で

己の身もエイズに侵されながらその命が果てるまで戦い続ける素晴らしい団体だったと思わざるをえない

もちろん手法への是非はあるかもしれないけどそれでも同じ思いをする人が増えないように
自分が、仲間がこの苦しみから救えるように
時には過激に、時には対立し
負けずに生きている姿が印象に残ります。

何より印象に残ってしまったのは濡れ場。

そう、エイズといえば同性愛者間での感染というイメージは強いはず。

もちろん異性間でも片方が感染してればなりますけどね。

この作品のひとつの見せ場でもある濡れ場は男性対男性でしかも描写が結構生々しい。
怒りと言う作品で綾野剛と妻夫木くんの濡れ場がありましたが
あんなのは序の口で、少年漫画のパンチラお色気シーンを眺めてるような可愛いもんです(笑)

なので、抵抗ある人には抵抗ある作品だと思います。

ただ、風評被害ではないですが昨今ほどLGBTというものに理解がなかった時代

彼らももちろん「汚らしい存在」だと思われていたんでしょうね。
世間からは白い目で見られることもあり、エイズによって蝕まれていく肉体、死への恐怖、悲しみを抱きながらも
明るく強くいきるたくましさを感じました。

ドイツに行った時にピンクハウスと呼ばれる
同性愛者専用のアパートメントを通り過ぎたことがあります。
あの建物もいわばマジョリティとマイノリティを格別する為の壁だったのかな。って思うと
今あの建物はまだ現存するんだろうか、とちょっと思い出にも浸ってみました。

面白い作品ですが、パリ映画らしい雰囲気がありちょっと頑張って140分観続けたっていう感じでした。

おすすめ度は38点
「今一度エイズについて考える140分」

エイズを患う若者達をエイズ活動家団体ACT UPのメンバーを中心に葛藤を描く作品。監督が実際にこの団体に入っていた経験を元に書き上げたらしい。

エイズに関しての知識は疎いが、それでも見てて真に迫るモノがあった。ただ単にエイズは怖いですよで終わらすんじゃなく、時には製薬会社などとの対立、時には同じ団体に属するメンバーと衝突したり、そして団体メンバー同士の恋に発展したりもする。ゲイ・カルチャーという言葉も出てくる通り、同性愛についてもオブラートに包まなくストレートに描いている。

そして迫り来る死へと向かうカウントダウンの終盤。途中も何人か亡くなったりするのでキツい描写の連続。暗くて重い作品なので要覚悟。

しかし不満もあるなあ。まず長い。2時間半なんで映画としてはとても長いってワケではないが、抽象的な演出が多々ある側面もあってか所々テンポ悪いと感じた。あと序盤から登場人物がワンサカ出てくるので誰が誰なのか見分けるのに苦労する。途中からはメインの何人かに絞られてくるので大丈夫だったが。

タイトルが音楽用語で1分間に起こる拍数らしいが、心拍数にもかけているんじゃないかというトコロが憎い。エイズに関して真っ向から切り込むこの作品。他人事じゃない我々も一度は見てみては如何だろうか。
中本

中本の感想・評価

3.5
心情的な部分と説明的な部分の撮り方に違いがあったようななかったような。ちょっと長かった。

このレビューはネタバレを含みます

HIVを扱った中でも社会的な内容だったと思う。
どんどんショーンが病気に侵されていくシーンは本当に考えさせられるものがあるんだけど、
どうしてもデモ活動の変な過激さが個人的に非日常過ぎて理解できなくて、そんな抗議の仕方で自分たちの訴えが伝わるのかとかばかりに目がいってしまった。
やなぎ

やなぎの感想・評価

3.7
病気の知識が全然無いのでちょいちょい内容置いてかれそうになった
h

hの感想・評価

3.4
LGBT系の映画でもノンフィクションのような感じだった。いつもはLGBTに悩む個人の映画(恋愛色が強い)しか観てなかったので新たな視点で観れたかなと。ただめっちゃ性描写がリアルです(笑)
高校での抗議活動のシーンは本当に重要なことばかりだった。コンドームの必要性やピルの必要性、知識がないうえでの性行為は絶対にしてはいけない。自分を守れるのは自分しかいないのだから。数年前の自分なら呑気で知識もなかったしあのまま生きてたら…と考えて怖くなった。知識は最大の武器。映画や報道どんな方法であれエイズや性行為についてきちんと知っておく必要があると思った。未成年だからとか関係ない。恋愛映画ばかり見るのではなくこういう映画も大切だと心の底から思いましたね。
 題名どおりの「太くて短い生き方」。
 エイズという、寿命の期限が宣告される病ゆえに健常な人の二倍濃く生きた人々の映画。
 限られているゆえの、熱い恋愛とセックス。熱い抗議の心も。
 アクトアップ(ACT UP)の活動は、感染しているメンバー生命の期限に限界があるから過激になるが、あくまで「無抵抗」。
 そして、活動内容は議論を積み重ねて決定してくというフランスらしさが際立っていた。
 意思表示は自由で、権力や抗議された側は強制的に排除はするが、その前段階のパフォーマンスを認めるような雰囲気には感心した。
 だから、辺野古基地の反対デモの「首謀者」を長期間にわたり拘留し、カルロス=ゴーンも同じように長期勾留する日本の司法の異常さについても考えさせられた。
 しかし、人間は元来、人生を限られている。
 エイズでなくても、難病でなくても、限られている。それは普遍的な問題だ。
 だから、カンヌでグランプリを受賞したのだ。

 ただ、本人の意志とはいえ、死を政治利用されてしまうということには哀しさも覚えた。「健常」(って何、とも思うが)なら、エイズにならなかったら、こんな扱いを受けることはなかったのに。
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