(哀れなるものたちを観る前日の夜中に観た)
オリヴィアコールマンの演技を
ファーザーでしか観たことがなかったので
どえらい役者だ…と度肝を抜かれた。
始まりから
終わりにかけて
主な登場人物達の印象が
ザラっと異なるのが面白かった。
物語が進むにつれて
理解していく感覚があった。
感情を理解するというよりは
その人達のそれぞれを理解する感じ。
今と時代は異なれど
求める者(物)と
求められる者(物)の
交わりが、とてもわかる気がした。
欲求は人間の本能であり、
人間の汚いところも美しいところも
同じくらいのバランスで占めているので
欲に応じてそれぞれの人間味がわかってくるのは
かなり気持ちの良い物だったな。