Production Designer: Fiona Crombie 「マクベス」など歴史物を多く手掛ける美術監督
主なロケーションはイングランドにある、ハットフィールドハウス。多くの映画が撮影されている。
歴史物にしては低予算(約15億円)で、どこにお金を使うか?に気を使ったそう。
特筆すべきは女王の寝室で、壁一面のタペストリーは色使いも素晴らしい。実際のロケ地のものに、撮影用に作成したものを足しているそう。
ベッドも素晴らしく、白〜ベージュの微妙な色合いのカラーパレットはお見事。
建物の装飾は飾り過ぎず、役者が芝居をするスペースを残している。床や天井などもよく見え、建物を活かした美術。
歴史的建造物での撮影だけに、釘も使えず、建て込み、塗装も常に監視がいたようで、本当に気を使ったとのこと。
ロウソクも多用しているので火気の取り扱いもかなりの神経を使い、なおかつ床に蝋が落ちないようにするのも大変だった模様。
オスカーノミネートおめでとうございます。