美術や衣装が綺麗で観ていて楽しかったけど、場面が(当たり前だけど)ほぼ宮廷の中だけなのでストーリーと相まって上映中ずっと息詰まるかんじ。エンドクレジットが謎の均等割で、それもなんだか最後の最後まで息苦しさに拍車をかけていた。
ちょこちょこ笑えるところがあったのが救い。
アビゲイルは欲張りすぎたなーという印象。ちょうどいいところでやめておけばよかったのに。やっぱりのし上がっていくと、より揺るぎない立場がどうしてもほしくなってしまうものなのかな。
亡き子供たちの代わりであるうさぎのように、アビゲイルもまたサラの代わりのうさぎでしかないのだというラストで終始息苦しい映画だった。女優3人の演技力素晴らしかった。
