素敵なダイナマイトスキャンダルのわらきのネタバレレビュー・内容・結末

試写会で拝見しました。

この映画で末井昭さんという方を知りましたが、非常に面白い方だなと思いました。母親が不倫相手とダイナマイト心中をしたという強烈な過去を引きずるでもなく、忘れるでもなく、まさにひょうひょうと世の中を生きていく様に引き込まれます。

上映後、監督のトークがありまして、そこでも話題になりましたが、柄本佑さんの印象が作品を通して、何度も変わっていきます。故にこの主人公が何を考えているのか、だんだん分からなくなっていくので不思議です。おそらく何も考えていないのかもしれません。笑

暗くもなく、明るくもなく、オフビートで淡々としながらも後を引く映画。冨永監督の真骨頂ですね。