素敵なダイナマイトスキャンダルの作品情報・感想・評価

素敵なダイナマイトスキャンダル2017年製作の映画)

上映日:2018年03月17日

製作国:

上映時間:138分

3.5

あらすじ

幼少期に「実母が隣家の息子とダイナマイト心中」という驚愕の体験をした少年「末井 昭」。高校を卒業と同時に工場に就職したあと、上京してグラフィックデザイナー目指す。ひょんなことからエロ雑誌業界の世界に入り込んでしまい、やがて写真家・荒木経惟とのコンビで80年代を席巻した伝説のエロ雑誌「ウィークエンド・スーパー」「写真時代」などの名編集長となってゆく、そして――。

「素敵なダイナマイトスキャンダル」に投稿された感想・評価

タカミ

タカミの感想・評価

3.0
サブカル表が『リバーズ・エッジ』ならば、裏ものがこの『素敵なダイナマイトスキャンダル』昭和!とにかく昭和!昭和の生命力を疲れる程に感じた。好きだった人が「テレフォンセックスしよう」と電話をかけてきた時、あのセロハンテープの使い方を知っていれば!な!平成なのに昭和みたいなこと言う人だった。映画が終わって思ったのはそれでした笑。柄本佑はタイプです。
いず

いずの感想・評価

2.9
昭和のエロ雑誌の編集長の反省をなぞった伝記的映画

母の浮気相手とのダイナマイト心中
工場務めから逃げ出す
グラフィックデザインの専門学校も中途で退学
ダメ人間の話かと思っていたら、看板職人から売れてるエロ雑誌編集長へ

警察の人の説教が細かくて面白い
毛が映らないように剃る
芸術だと騙して脱がせる
昭和テイストがムンムン漂う

エロがたくさんあったけど出てくる女優さんがみんなムチムチでエロくてイヤラシイ
撮影シーンのノリも面白かった

ある意味天才なんだろうな
先輩?の描いた看板に衝撃を受けたけれど、憧れのその先輩をいつの間にか追い抜いている
悪い仲間に囲まれ、何度叩かれても立ち上がる
時代が彼の才能を必要としていたんだろうね

いつか原作も読んでみたいです
峯田が出てたので鑑賞。
峯田、良い役。鬱屈した雰囲気が終始続くので、峯田が出たらほっとした。
エロさ、コミカルさもあったが、終始暗い。
タバコの煙漂う暗い喫茶店のような映画。
デザイン、アート方面の人は悩みが絶えないな。安定はない。
80's日本のサブカルチャー的空気感がムンムンと匂い立つような、こういう映画を観るといい時代があったんだなあとつくづく思う。
山地に響くダイナマイトの発破音が少し虚しさもあって、とても切ない気分にさせられるのだが、それが効果的に映画の中間に挟まれていたのがよかった。
菊地成孔のアラーキーは完全に菊地成孔のまんまで笑ってしまった。
峯田目的で視聴。
峯田が「あんな奴の言うこと、聞くことなんかないよ!」と言い放つシーンとても好きでした。あとやっぱ、前田敦子の可愛いけどなんか貧相な感じ、少しかわいそうな感じも相まってよかったです。
成功していくうちに、追いかけていた存在が気付けば自分の遠く後ろにいる。もう走らなくなんていいはずなのに、どうしても止められず成長していく。
別に説教くさいものもなく、正直ウトウトしながら見てしまったけど、オフビートでよかったかな、、
ただエッセイ原作の映画だから話に起承転結もなく、多分、深そうで深くない映画なんだろうな、とか思ってみてました。あとエロバカバカしかった。
ちょっと期待しすぎていたので今一歩の感じでした。昭和の雰囲気は出ていたので良かったのですがエロや笑いやこころの葛藤が中途半端な感じがしました。
Kasumi

Kasumiの感想・評価

3.5
ときさんと。
ジョナサンでご飯を急いで食べてから、上映最終日に。

テアトル新宿の椅子は、少し前かがみで、途中とても疲れて足がむくんで腰が痛くてあまり集中できなかった。

原作を読んでみようっと。
幼少期に母親が浮気相手の青年とダイナマイト心中をした末井昭氏の波乱万丈自伝的エッセイの映画化。

幼少期に母親がダイナマイトで自殺するという衝撃的なエピソードは凄過ぎで、ダークで重くなりそうな所を、飄々したキャラとテイストの軽さで妙なバランスを保つことは、サブカルやマニュアル文化の時勢とマッチしているようでもある。

母親の自殺で自己崩壊感的な虚無感が根底にあるのか、挫折をしてもキャラ同様に悲壮感を全く感じなく、とらえどころのない。エロや風俗に関連することも多いが、生々しさや因業さを感じないことも関連しているだろう。
一見、先見の明があるようだが、挫折を何回もしても、その都度何度も立ち上がる行動は、バイタリティが満ち溢れている。一番の特徴は、自分の強さに気づいていないようなネジが外れた性格が最大の魅力で、自意識がないのにバイタリティが高いことが新鮮に感じる。

エロとサブカルを伴った雑誌の叙事詩的なエピソードも興味深く、雑誌のわいせつ物を取り締まる警察・松重豊とのやり取りも面白い。越えてはいけない一線のラインを描写するが、あっさりとラインを越えることが可笑しいも悲しくもある。案の定、廃刊に。

ユーモラスを挟みながら、各エピソードを淡々として描写するので、興味は尽きないが138分は長く、やや弛緩する。
実際は母の死の葛藤は計り知れないのではと考えたが、一般人なら逃げ出したくなるようなエピソードが積み重ねても、絶対に自殺しないような妙な安心感が漂う。エピソードで何かに救われることもあるけど、逆もまた然り。
かなた

かなたの感想・評価

3.4
熱量がすごい時代だったというか

今ってなんでもかんでも省エネだなって

なんとなく
本日2018年3月25日、テアトル新宿にて鑑賞。
私も、学生時代に(今や伝説の)雑誌「写真時代」を買っていたので、「どういう人が作っていたのか?」を知りたくて観た映画。

昭和の風景の中で描かれる凄い生き様をした男=末井(柄本佑)の物語。
母親(尾野真千子)は浮気相手と共にダイナマイト心中をした末井は、父親と離れるように、工場勤務→イラストレーター等→雑誌編集長…と時代が求めるかたちで生きていく。

エロと芸術とは?を問いかける映画だった気がする。
なかなか面白かった。
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