ぺふ

素敵なダイナマイトスキャンダルのぺふのレビュー・感想・評価

3.4
さいばらさんの著作でダイナマイト心中したお母さんがいる、借金だらけの末井さんという編集者がいる、ということだけが予備知識。
子供の頃の話、悩める青年期、編集者になってから、と、入れ替わり立ち代わり時間が動くので、中々振り回される。
悩める青年期の峯田さんとのやりとりの切なさとか、グラフィックデザインやってたこと知らなくてわくわくしたとかあるが、一番面白かったのは、エロ雑誌編集者としてむちゃくちゃやってる時代。
凄いアイデアマンだし、疾走感あっていい。今話題の荒木さんと組んでたところから、なるほどこんなやり方では被害者でるな、と納得した。

やっぱり一番良かったのは尾野真千子。
あんな山の中でひらひらした着物きて、ほつれ髪で見られたら、やられてしまうわなあ。
こんなに色っぽくできるのか、と驚かされました。
難点は長いこと。いや長いと思わされること。も少しテンポよくできたのではないか、そうするともっと観客増えると思う。空いてたもんねー。
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