映画業界を目指したきっかけとなった作品。
自分自身、6歳で初めてこの映画を観て震え上がったのを今でも鮮明に覚えている。世界にはこんな面白い物を作る奴がおるんか…同じ人間やのに…悔しい…。と子どもながらに強く思った。
伏線回収の俊敏さ、構成のシュールさ、カッティングのクールさ。全てにおいて楽しい映画だ。特に登場人物の顔芸や、時代のギャップをネタにした脚本は誰が観ても面白い。主人公マイケルJフォックスのコミカルな演技が観客の少年心をくすぐる。そのまま観ても発狂するほど面白い映画だが、更に面白いのが登場人物のバックボーンがかなり深く設定されることだ。これを知ることでバックトゥザフューチャーを3倍楽しむことができる。観る人によっては良い意味で人生を変えられる映画。タイムマシンは無くても人生は変えられる。それを証明してくれた映画だと思う。