ダース米田

バック・トゥ・ザ・フューチャーのダース米田のレビュー・感想・評価

4.0
主人公マーティ・マクフライは、ダメダメダサダサな父ジョージ・マクフライの下に生まれた高校生。しかしマーティ自身はそれにめげずに青春を謳歌していた。
ある日、マーティの友人で科学者であるブラウン博士がタイムマシンを開発した。しかしマシンのテスト最中、ひょんなことからマーティは30年前の世界に飛ばされてしまう。
そこには現代同様にダメダメっぷり全開な高校時代を過ごす父ジョージがおり、マーティは不幸にも自身の母であるロレインとジョージの出会いを妨害してしまう。更には母となるロレインに気に入られてしまい、このままでは過去の歴史がメチャクチャになってしまう。
マーティは書き換えられた過去を修正し、無事に未来に帰ることが出来るのか…!?

SFとして、コメディとして、そして青春映画としての要素を踏まえた名作三部作の記念すべき第1作目です。
過去の世界へと旅をする夢のある世界観に加えて、変人だけど頼れる科学者、学校一のガキ大将とナードな負け犬青年(後の父親(笑))等、キャラクターも非常に分かりやすく個性的で、作品としての印象はどれも強いです。

やることなすことダメダメな父の下に育った主人公が、過去に飛ばされてまで父のダメダメっぷりに振り回される展開が面白おかしい。しかしそんな父も次第に男を見せていく流れは非常に共感できるものでした。
次が見たいと思わせるラストも秀逸な傑作SF作品です。
ダース米田

ダース米田