ミャクロッタ

バック・トゥ・ザ・フューチャーのミャクロッタのレビュー・感想・評価

4.9
僕が勝手に思ってるだけだけど、アクション映画の傑作とかSF映画の傑作とかではなくジャンル無用の“ザ・映画”と感じてる作品がこの『BTTF』と『ゴースト・バスターズ』の2作品なんだな。これが映画の夢であり映画そのものだと思ってる。とりわけ本作は、画面に映る映像、聞こえてくるセリフ、全てが伏線であり伏線回収になっている。散りばめられた様々なシチュエーション、シークエンスに目を凝らさなくとも全てが自然に目に耳に入って来て理解もできる面白さ。80年代と50年代のファッション、そのギャップ。トラックの荷台にスケボー、ダイナーのオーダーに、人物ネタ、プロムのムード、ヴァン・ヘイレンとチャック・ベリーの使い方、全てが輝きに満ちていて、ラストまで全くモタつきも焦らしもない完全無欠な映画。

•J.デップの映画を本気で面白いと思ってる人
•レア・セドゥを美人だと言う人
•オレ(ワタシ)、洋画しか観ないんだ 派
•洋画は字幕で観ないと臨場感がムニャムニャ…
この辺の人はもう個人的な嗜好なので仕方ないが、
•BTTF観て、まあまあかな?とかいう人
こういう人とは友達になれません!そんなこと言う人は映画観るの向いてないとさえ思います(偏見)。

一昨年、閉館される映画館のさよなら興行オールナイト上映でこの映画を観れたのは幸せな思い出。今回、過去に写真でしか見たことなかったエリック・ストルツ版の映像をBlu-rayの特典で観れたのも嬉しい。笑いが死んでいると言われるストルツカワイソスwww