ぽん

バック・トゥ・ザ・フューチャーのぽんのレビュー・感想・評価

4.0
※後半、少しネタバレを含みます


1985年のある日、高校生の少年マーティはドグ博士が作ったタイムトラベラーで30年前の過去に戻ってしまう。30年前の世界では、若かりし頃の父と母や、タイムトラベラーを発明する前のドグに出会う。どうにかして未来に戻ろうと奮闘するマーティとドグ。マーティは無事、1985年に戻れるのか…!?
というお話。


この映画は、
「THE 映画」であり、「THE アメリカ」!
脚本、キャスト、音楽…色々ひっくるめてかっこいい。

1985年のアメリカの街並みやスケボー、ギター、そしてテンション(笑)。
もちろん日本は日本の良さがあるけれど、この世界観はアメリカにしか出せないなぁと思いました。(タイトルロゴもハデでちょっとダサいのがまたかっこいい。笑)

公開当時、マーティンと同い年だった母と一緒に観たのですが、結構昔の作品なのに綺麗な映像で驚いたし、時代を感じさせない面白さがありました。

物語を理解するのに時間がかかる私にとって脚本はとても分かりやすいのがありがたく、伏線がいくつか張られていて回収するのが楽しい。
キャラも分かりやすくて、どのキャラも愛嬌があってなんだか愛おしい(笑)。私は特にまんまるおめめなドグの、愉快で可愛いキャラが好きでした。
キャラがたってることも相まって、ところどころに笑えるコメディ要素も含まれているし、80年代の街並みやファッションを見るのも楽しい。とにかく隙のない、バランスの良い映画でした!
まるでテーマパークのアトラクションに乗っているような気分で、2時間があっという間に過ぎてました。(終わった後の高揚感も含めて。)
もちろん面白いんだけど、何よりも楽しい!
老若男女、だれがいつ観ても幸せな気持ちになれる映画だと思います。

こんな気持ちにさせてくれて、いろいろな世界に連れていってくれる映画っていいなぁと改めて思わせてくれた作品でした。
超王道だからこそ、映画の素晴らしさを再確認できた気がします。


そして、後半〜終わりにかけてのシーンも楽しかった!見せ場をこれでもか!ってほど盛り込んでるのに、不思議としつこくない。上手くいくのは分かりつつも、楽しいハラハラでした。
過去ではマーティは未来を変えないように頑張ったわけだけど、最終的にちょっといい方向に未来が変わってたのがまた素敵だった。(お父さんはイケメン、お母さんは痩せてて綺麗だし、ジャイアンみたいな人は立場逆転してたりして。笑)

そして最後は続編へのワクワクが止まらなくてずるい!(笑)
2が観たくて仕方なくなりました。

早く借りよう。
ぽん

ぽん