MinaMi

バック・トゥ・ザ・フューチャーのMinaMiのレビュー・感想・評価

3.9
やはり、タイムトラベルものは楽しい。ライトなSFとして大衆にタイムトラベルの概念を浸透させた原点の作品と言って良いと思う。
30年前の両親の恋を成就させなくては、兄弟ともども自分の存在が消えてしまう!というドタバタ劇。両親の関係性が離れる表現に写真から家族の顔が消えていく演出をするのが憎い。シュガーレスコーラやダウンジャケットやビデオカメラなど、時代のズレから生じるジェネレーションギャップの小ネタも効いている。今では定石になったタイムトラベム的表現の元祖が詰まっている。
雷のシーンでは未来に帰れるのか帰れないのか、時計台の針の動きとともに刻一刻とピンチが訪れるドクの様子に、結果がわかっていてもハラハラ。手に汗握る。
そして、物語の続きを予感させるラストシーン。そのカットで終わるんだ!というワクワクにThat's 80年代!な勢いを感じる。

・脚本 8/10
・演技 7/10
・演出 8/10
・音楽 8/10
総合点 31/40
MinaMi

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