おもち

家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。のおもちのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

榮倉奈々かわいいなー。
やすけんの演技の上手さをとても感じる映画だった。

身近な人がいきなり死んでしまった時の衝撃って凄くて、ほんと一生のトラウマになってしまう。
人生を添い遂げたい大切な人ができた時、幸せな反面その人が急にいなくなる怖さに襲われる。

じゅんさんに先に死んでほしくないってことは、自分が先に死ぬということ。それがいつ来るかはわからない。備えあれば憂いなし。

そして、じゅんさんが結婚3年目を迎えて不安に思ってることも気づいてたんだろうな。自分が父を元気付けたやり方で、私はちゃんといるよって安心させたかったのかなと。

気持ちを言葉にしようとすると、言葉の限界を感じてしまう時がある。
「月が綺麗ですね」
言葉にできないくらいの気持ちをそっと包むみたいな、日本文学の表現の素晴らしさ、邦画の素敵なところ、それをじんわり感じさせてくれる映画だった。
おもち

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