しめさば

女であることのしめさばのレビュー・感想・評価

女であること(1958年製作の映画)
4.2
妖艶に歌う丸山(美輪)明宏のオープニングではじまり、うふふと仲睦まじく絡む原節子&森雅之、不穏すぎ。嫉妬深く見栄っ張り、それでも幸せを求めようとする女たちの生き様。原節子と久我美子のキスシーンや、原に対する森雅之の「二人(久我と香川京子)が美人じゃなかったら引き取らなかっただろ」みたいな台詞が女同士の美の求めあいをほのめかす。物語にぐっと引き込まれたところでどこからともなく再び聴こえてくる丸山明宏の「女〜それは〜」…。原がイラついている表情はやっぱり怖い。若い石濱朗の菅田将暉感。
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