しめさばさんの映画レビュー・感想・評価

しめさば

しめさば

影の軍団 服部半蔵(1980年製作の映画)

3.0

暗部の時のカカシ先生みたいな渡瀬恒彦のジャケに惹かれて鑑賞したが、ほとんどのシーン森繁みたいな風貌だった。仁王像の様な真っ黒い敵キャラ出てきたと思ったらぺりぺり剥けて中から緒形拳登場するのヤバすぎ。ど>>続きを読む

悪魔の毒々ハイスクール(1986年製作の映画)

4.0

ノーブラにユニコーンのキャミソールでフライドポテトとセブンアップ食べるの最高に可愛い。全体的にみんなマイルールある感じのファッションで好き。鼻ピアス経験者として、めちゃめちゃちぎれたら痛そう…と思って>>続きを読む

関東テキヤ一家(1969年製作の映画)

3.0

当時の女子プロ興業が見られる。林彰太郎が渡辺文雄の部下ポジションでイキってるとなんか嬉しい。

夕陽のガンマン(1965年製作の映画)

4.0

こんなにも今リー・ヴァン・クリーフのことを考えている…。ジャン・マリア・ヴォロンテの「小学生の時男子グループの中で一番喧嘩が強かったがためにガキ大将的なポジションになってしまったやつ(本当は意外と繊細>>続きを読む

許されざる者(1992年製作の映画)

3.5

断ち続けていた酒をこちらが気付かないくらい自然に飲みはじめていて震える。ラストにかけてのあまりにも暗い画面から伝わってくる、なにか質量のある凄みのようなもの…。

続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966年製作の映画)

4.6

ほんとに最高。オープニングからもう無条件にテンションを上げてくる(これから3時間の映画を観るのかーという不安が喜びに変わる!)。小汚いおっさん(イーライ・ウォラック)が墓場を走り回ってるだけで凄かった>>続きを読む

二十才の微熱 A TOUCH OF FEVER(1993年製作の映画)

4.0

Maybe Blueの時の奥田民生みたいな雰囲気を纏った遠藤雅が良すぎて泣く。理解できない部分も多いしイライラもするけど27歳になった今でもなんかわかりすぎて苦しくなる瞬間や台詞多数。ずっと欲しかった>>続きを読む

極道の妻(おんな)たち 決着(けじめ)(1998年製作の映画)

2.5

キャッチコピー「さらば、姐。」だけど、愛川欽也がワンカップを美味しそうに飲むシーンちょっと多すぎないか。

団地妻 白昼の不倫(1997年製作の映画)

3.5

「たぶん、私の最後の恋は、この人とのクソ面白くもないセックスに明け暮れることなんだと思います」最高…。冬、家にいられなくなって、ちょっと外に出て気になる人と偶然出会って寒い寒い言いながらちょっとだけ喋>>続きを読む

FAMILY(2001年製作の映画)

4.2

激ヤバ。やたらとLINKIN PARKみたいな音楽が流れる世界観で下半身丸出しの遠藤憲一に木村一八と岩城滉一が戦車でカチコミ。MEGUMI系ナース服美女と、安岡力也暗殺現場で運命の出会い。好き。

宮本武蔵 巌流島の決斗(1965年製作の映画)

4.4

衝撃的にカッコいいビジュの健さんに今日も感謝。健さん小次郎が内田朝雄の娘口説くシーンやばすぎて何度も見返した。圧倒的カリスマ性を携え画面を縦横無尽に走り、叫び、時に風流に興じる萬屋錦之介・宮本武蔵の傍>>続きを読む

非行少女(1963年製作の映画)

4.2

浜田光夫ビギナーなので、良い人そうすぎてそれだけで泣けた。「俺のこと嫌いか?」って控えめなようで地味に強制力のある愛の告白も浜田光夫だからこそ。佐々木すみ江×浜村純がグダついている実家ってだけでもう鬱>>続きを読む

ずべ公番長 ざんげの値打ちもない(1971年製作の映画)

4.0

父親伴淳は泣ける。『網走番外地』の健さんでキャーキャー言ってる鑑別所のギャルズ大好き。ベタな演技とセリフしか言わない渡瀬恒彦も個人的に嬉しかった(ラストしょっ引かれていくシーンの表情が美しすぎるので注>>続きを読む

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

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6連勤を終え大親友の職場の後輩と閉店間際の居酒屋で飲んでいたら隣の卓の社長っぽいイケイケロレックス青年(同世代)とその地元の後輩二人組に話しかけられ、そこそこ会話した後閉店でさようなら、後輩と飲み直し>>続きを読む

極道の妻(おんな)たち 危険な賭け(1996年製作の映画)

3.0

いろんなコスプレでウォーリーを探せみたいに登場し、しれっと人殺して画面からフェードアウトしていく火野正平が別の生き物すぎて笑う。工藤静香は最高。

お国と五平(1952年製作の映画)

4.0

蚊帳、襖、その日本的な情緒に満ちた境界線の確かさと脆さ、そしてそれを超える瞬間。とにかくめちゃエロい。大谷友右衛門の年下男感もイイ。死に際、いい感じの二人を前にし最後の悪あがきでごちゃごちゃ言い出す山>>続きを読む

極道の妻(おんな)たち 赫い絆(1995年製作の映画)

4.0

スーパーでパート従業員として働くお志麻姐さん最高すぎて元気出る。たとえスーパーであれビシッとスーツ決め込んで出勤というスタイル、将来かなり真似したいことメモ。古田新太の一連のなんだったんだ感、天下一品>>続きを読む

帰郷(1950年製作の映画)

4.0

佐分利信が帽子やサングラスを外すたびドキドキするという現象がずっと起こる。父娘の邂逅シーン、京都の苔寺という場所・ダンジョン感・光の当たり方…全てが本当に良かった。

女獄門帖 引き裂かれた尼僧(1977年製作の映画)

4.4

地獄絵図を最高にキュートでポップ、グロテスクなガールズムービーに仕立て上げたらこうなる!そんな高揚感があった。田島はるか(二階堂ふみ似)やひろみ麻耶、尼寺に集った個性とエネルギーに満ちた女たちの容赦な>>続きを読む

新・極道の妻(おんな)たち 惚れたら地獄(1994年製作の映画)

2.5

外連に次ぐ外連で、流石に最後の展開は簡単に予想できてしまった。美川憲一が売りに出した海辺の別荘を購入するという導入は、好き。

組織暴力(1967年製作の映画)

3.5

フィリピンのアクセントがフィリッピンの渡辺文雄と丹羽哲郎。

宮本武蔵 一乗寺の決斗(1964年製作の映画)

4.0

モノクロの早朝決闘シーンからの、真っ赤な茂みに倒れる武蔵。V系のMVかなんかみたいだけど紛れもなくかっこいい。でも一番言いたいのは今日も健さん(佐々木小次郎)に感謝、ということ。

宮本武蔵 般若坂の決斗(1962年製作の映画)

3.5

圧倒的カリスマ性のある中村錦之助を堪能。身長の2倍くらいある棒を振り回してイキり倒した挙句木刀で即死の山本麟一好きすぎる。サッポロ生ビールのCM「大人エレベーター」のリリー・フランキーみたいな雰囲気を>>続きを読む

妖刀物語 花の吉原百人斬り(1960年製作の映画)

4.1

歌舞伎も良いけど映画もよい。小悪魔な水谷良重の魅力が溢れすぎていて苦しい。私も自分の為だけの花魁道中したい。

若い貴族たち 13階段のマキ(1975年製作の映画)

3.5

女友達のことをビンタできるしその友達たちのためにヌンチャクを振り回すこともできる女が最高。志穂美悦子!でも歌は上手くないのよキュートすぎ。東映エログロセーラームーンの世界観で、花鋏で耳を切られる芹明香>>続きを読む

クイーン・オブ・ダイヤモンド(1991年製作の映画)

4.0

最高なNo thanksと真っ赤な爪。人生で確かに一度出会ったことのある気がする三匹の像が、揺れる。

ウォータームーン(1989年製作の映画)

1.0

小学生の時のなんかとにかくどうしても好きになれない男子みたいな映画。

季節のはざまで デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

4.3

遠い思い出はいつも華やかで哀しく、そしておぼろげだが強烈なエロスと背徳感と後悔で満たされている。「子供だった頃?そんなものはないわ」と言える大人がかっこいい。

デ ジャ ヴュ デジタルリマスター版(1987年製作の映画)

4.0

いつも夢と現実を混同している、私からしたら最高なファンタジー。登場人物、建物、部屋、食べ物、お酒…全てが美しくて身が引き締まる思い。美しい夜と既視感のある朝が映っている。恋人がいる人の、旅の仕方。