しめさばさんの映画レビュー・感想・評価

しめさば

しめさば

映画(940)
ドラマ(2)

櫛の火(1975年製作の映画)

3.5

弟の誕生日会でアルコール摂取したあとそのままてくてく歩いて映画館に滑り込み、ウトウトしながら観るのがかなり心地よかった。視界の端に幻のような岸田森。三角パック牛乳の戯れが新鮮だった。

新仁義なき戦い 組長最後の日(1976年製作の映画)

3.5

最終回にして急に女が目立ってくる。ファーストショットの地獄絵図から始まり、なんだか陰惨な感じ。ヒロポン中毒の横山リエがステキ〜。

盛り場流し唄 新宿の女(1970年製作の映画)

2.5

藤圭子『新宿の女』のPVかと思っていたら藤竜也にもってかれた。

四畳半襖の裏張り しのび肌(1974年製作の映画)

4.0

え、まさかこいつが主役かよ、、というところから始まりどんどん妖怪のようになっていく正太郎のぬるっとした存在感がヤバい。映画館での姦通シーン、なぜか一番ゾッとした。イタリア映画のような異常性と神話性。猥>>続きを読む

新仁義なき戦い(1974年製作の映画)

4.0

蘇る仁義なき戦い!そこに広能昌三の姿はない。しかし菅原文太の背中には相変わらず巨大な鯉が昇り、それをなぞる美しい手の持ち主は裸の池玲子。グッときてしまうよこれは。第一話の玩具店での銃殺を髣髴とさせるキ>>続きを読む

テオレマ(1968年製作の映画)

3.5

モーツァルトのレクイエムと朗読。男性同士の戯れ。顔の正面ショット。シャベルで掘り返される土。埋められる人。園子温の『ヒミズ』に影響を与えている可能性も。

かぶりつき人生(1968年製作の映画)

2.5

ヌーヴェルヴァーグっぽい、したたかさが時に哀れに見えてしまう女の映画から神代の萌芽が仄見える。妙な感覚〜

遠い明日(1979年製作の映画)

3.0

お吸物に入っている麩にお湯をかけた時のようにむくむくと元気になる金子信雄が楽しい。

赫い髪の女(1979年製作の映画)

4.0

2回目。宮下順子、石橋蓮司トークショー付き上映。時を超えた艶のある会話に胸が熱くなる。映画はやはり傑作。裏返った炬燵が室内を赤く照らす。ロマンポルノにおいて炬燵はいつだって素晴らしく機能。うどんでもス>>続きを読む

赤線玉の井 ぬけられます(1974年製作の映画)

4.3

人恋しさと非日常の高揚感。愛すべき日本のお正月がここにあった…。喜びも哀しみもみんな紫のネオンが照らし、赤線廃止とともにやがて過去の淡い幻影となるのだろう。朝の肌寒さもヒモヤクザ蟹江敬三の優しさ(泥沼>>続きを読む

緋牡丹博徒(1968年製作の映画)

4.1

けっこう山本麟一の映画だった。臨終シーンは普通に泣いた。山本麟一と藤純子のペアは、『笑点』お正月スペシャルの三遊亭小遊三と壇蜜ペアをちょっと思い出させる。

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.8

容赦ない。容赦なさすぎて本当一秒も動悸がおさまる瞬間が無かった。同じ構図でジョーカーが画面に収まるたびに興奮、カメラが彼に対し親和的な時もあれば傍観者でしかない時もあってそれに流されるまま観てたな〜し>>続きを読む

キッスで殺せ!(1955年製作の映画)

4.0

わけわからないまま入れ替わり立ち替わり女が出てきてバッタンバッタン人が死に、なんかやばい感じになってきたと思ったら案の定やばいラスト食らってKO。平田満、田中絹代顔負けの階段落ちガクブル。

ジーンズブルース 明日なき無頼派(1974年製作の映画)

4.5

二人のポンコツ車に水仙の花を生ける無愛想なお前と、何処までも。

愛の亡霊(1978年製作の映画)

3.0

アダルト版日本昔ばなしといった感じ。汗に湿った肉体のくどさとムラの狭さにぞっとする。吉行和子が自宅に火を付けて焼身自殺を図るシーン、降霊術っぽい作り込まれた美術に戸田重昌が溢れていた。佐藤慶が一瞬登場>>続きを読む

(1997年製作の映画)

4.5

アディダスのジャージで産婦人科から退院するの超かっけーーー。真似したい。

白い指の戯れ(1972年製作の映画)

4.0

見事な青春映画。万引き、スリ、レズ、乱行パーティー、どれも遊びだとばかりの無気力な明るさの中、純情すぎる少女の孤独な姿に泣く。好きな男に放置され、空腹に耐えかねた末にほおばる喫茶店のサンドイッチの味よ>>続きを読む

脱獄広島殺人囚(1974年製作の映画)

4.3

松方弘樹が脱獄を繰り返す、ただそれだけなのにめちゃめちゃ面白い。ラストの大根食べ歩き、最高。けしからん映画だ。川谷拓三と室田日出男の二人が今回どんな役で登場するのか期待していたら、森で牛を解体させられ>>続きを読む

ラ・パロマ(1974年製作の映画)

4.0

最近家にいると『M』の殺人鬼の口笛みたいに毎日どこからともなく同じ曲が聞こえてくるのでかなりビビっているのだが、この作品内で流れる曲も最初幻聴なのかと思った。へんな映画ー。

原子力戦争 Lost Love(1978年製作の映画)

4.1

センセーショナルな物語の中にフィクション感の強い役者たちがたゆたっているギリギリな空間。不穏だが、なぜか懐かしい気持ちにもなりわけがわからない。佐藤慶に肩ポンされてーな。

自由学校(1951年製作の映画)

3.9

偉大なるだめ亭主、佐分利信!ぼーっと流れに身を任せているように見えながら、所々抵抗を試みている姿がとにかくラブリー。笠智衆は今回「燻製のニシン」呼ばわりされるデストロイヤーとして登場。

和解せず/妥協せざる人々(1965年製作の映画)

-

至近距離に見える大聖堂のグロテスクなほど緻密な外観と、銃の取り合わせがかなりイカす。内容はわからず。

昭和残侠伝 唐獅子牡丹(1966年製作の映画)

4.0

決められた様式と筋書きの中で、何度「健さん!」と叫んだかわからない。

散り行く花(1919年製作の映画)

3.5

これからは、あごピでキメてプリ撮るたびにリリアン・ギッシュの微笑みを思い出して泣いてしまうのかも。

5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

4.0

恋人に会い、歌を歌い、余計な装飾を捨てて街に繰り出し、カフェでキュッとお酒を飲み干す。ヌードモデルの友人、映画、公園での出会い。情緒不安定な女のモダンでささやかな成長譚がとてつもなくチャーミング。

修羅雪姫(1973年製作の映画)

3.9

因果応報!紙芝居のような復讐譚はいつだって観たい。血飛沫、散る雪、ここぞのタイミングで流れる歌。季節の変わり目の寂しさと気持ちの高まりを託したくなるのはこういう映画。

有頂天時代(1951年製作の映画)

2.9

なんだこのくすぐったい気持ちは。脚本、演出、役者、全てが初々しすぎる。四月の風の匂いがしてくるようなラブコメ。歌謡ショーの出し物、新米アナウンサー小林桂樹の水中探検、長々と映して期待させ、結局放っとく>>続きを読む

花真珠(1955年製作の映画)

3.5

オープニングクレジットで王道邦画メロドラマを予感した直後、船のシーンの古典ハリウッド感。尼登場、裁判シーンありなど、かなり盛り沢山だった。宇津井健のなんとも言えない中学生男子みたいな顔が奇妙に物語とマ>>続きを読む

神様のくれた赤ん坊(1979年製作の映画)

3.5

子供よりセックス、といった態度の無邪気な渡瀬恒彦が最高。実際は子煩悩だったらしい彼のパパ姿妄想もできたので、言うことなし。

桃尻娘 ピンク・ヒップ・ガール(1978年製作の映画)

4.1

好奇心と根拠のない自信と不安と恥じらいで生きていそうな少年少女たちの生態系。上下赤いスウェット着た竹田かほりが、赤チェックのキャリーケース転がしてずんずん歩いていく姿が全てを体現しているようで感動。回>>続きを読む

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