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さよなら、僕のマンハッタンのsahoのレビュー・感想・評価

3.4
最後の結末は上手いのだけれど、それによって物語感が強くなりすぎてしまった気がする。
中盤までは、モラトリアムの中でもがきジョハンナに翻弄される主人公に共感や同情のような気持ちを抱くのだけれど、ラストに明かされる事実によって突然物語が遠いところに行ってしまうようで…。
人生哲学を語るセリフを聞いて自分に重ね合わせて考えたりしていたのに。
人生は作為的で無作為。喜劇的で悲劇的。
繰り返される無難という単語。
giftedも観たけれど、やはり500日のサマーはなかなか越えられない。
あと、なんでもかんでもマンハッタンとつければいいわけじゃない。
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