ナタリーがとっても愛くるしく、魅力あふれるひとでした。
"私は私を愛してるっ！"
って、気づきのシーンがサイコー！！わたしが想像していたことと違っていて、一瞬呆けてからの…"サイコー！"すー…っと爽やかな、心地よかったんです。
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現実世界のころのナタリーは周囲の人から軽んじられていて、外見からだったり、憧れていたことを他と比較して一方的に否定されたりしたら、悲しいし辛いしそんな思いをするんだったら諦めたり、嫌いになったり、しちゃうよ。最初のほう、コメディタッチなシーンがちょいちょいあるけど、わたし的になかなかしんどかったです。
ひょんなことからラブコメ世界へ行ってしまい、現実世界に帰ってこれなくなったナタリー。（あ、恋を成就させればいいのか！）と思いつき、とりあえず身近にいたイケメンでいいやとラブコメ展開をクリアしていく展開、ナタリーのツッコミが面白く、恋愛映画ってあまり観ないからわからなかったけどきっと有名な作品をオマージュだな、これはというシーンや衣装、セリフやシチュエーションが楽しい。
後半、コメディタッチなところからちょっとづつ、本当に大切なことに気づいていくところが、これまたチクチクとしまして段々辛くなります。お、ここでついにー…というシーンからの"すっきり感"がもう、え、ここでこんなことにしちゃうの？！といういささか剛腕が過ぎる歌ったり踊ったりとこなども！
ナタリーの表情がころころと変わるところ、身に着けている洋服の明るさ、だんだん所作が明るくなっていって、セリフや周りの見え方が心象の変化とともに変わっていく姿が素敵で、ラストは突き抜けた明るさでハッピーな作品でした。
