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パーフェクト・レボリューションのskgcのレビュー・感想・評価

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感動ポルノじゃなかった。冒頭から叫びたくなる障害者差別だけれど、ヘルパー目線の角度もリアルで世界の見方もリアルで、その世界を否定するわけでもなく、手も足もでない彼だからこの世界にいる意味も、障害者の尊厳も普通だよって証明してくれた映画です。ただ、相手がいるから世界がカラフルに見えるのは健常も障害も変わらない。クラブでの2人の画が印象的でした。


私はたくさん障害と出会っているから見方が当事者よりになっているけど、それは自己満足な部分もあって、やっぱり本人にしかわからない葛藤はある。でも、置き去りにしないで障害者でも前科者でも風俗嬢でも外国人でも社会の側から寄ってきてほしい、やっぱり。損得とかそういうのじゃない。現実とか理想とかも違う。人間はそんなもので片付けられない感情とか背景とか全部違うし。任せたり、任せられたり、そんなのはお互い様だったから。エンターテイメントとしてクリエイティブなものとして私は社会福祉とずっと向き合いたいと思ってます。関係ないけど。やっぱり福祉はロックだ!
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