淀川

ラッカは静かに虐殺されているの淀川のネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

一旦メモ。

「ラッカは静かに虐殺されている」すごいネーミングやなと思っていたら、これ、元教師とか、表に出るタイプじゃなかった人とか、カメラが好きやった人とか、幸せにラッカで暮らしてた普通のシリア人達が作った団体の名前。

イスラム国(IS)のこと、知ってるようで知らなかった自分とても恥ずかしくなった。

ISに支配されてから、日本の報道ではモザイクかけられてたり、そもそも映すことを避けられていた生々しい映像がこの映画では目背けられへんくらい映されてる。
晒しもんのように公園のど真ん中で頭打たれて倒れる姿、首を斬られて柵にさらされている姿。国外に逃げても見つけられて殺される姿。

子供たちはISに集められて殺しの訓練をさせられ、(ちいちゃい子が満面の笑顔でぬいぐるみの首をナイフで切り落とす、これが結構ショックうけた。)
この状況が当たり前とすりこみさせて、ISの兵士として育てられる。

「ペンは剣より強し」といいますが。
ジャーナリズムの表と裏を改めて突きつけられたな〜、
メンバーが「国際報道自由賞」を授与されるシーン。
華やかなパーティとは対比して、堅い表情のメンバーの顔。これがまた痛烈なんですわ。
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