シリア内戦の最中。2014年6月、過激思想と武力で勢力を拡大する｢イスラム国｣(IS)がラッカを制圧。惨状を伝えるため、市民ジャーナリスト集団〝RBSS(ラッカは静かに虐殺されているの略称)〟を結成する。マシュー・ハイネマン監督作。ドキュメンタリー作であり、ニュースで一般に伝えられるものよりはるかに生々しさを感じさせる光景が続きます。一映画ではあるが、一つの資料として、そして情勢を知る材料としてとても印象的。スマホを武器に｢街の真実｣をSNSに投稿するということが、どれだけの影響力を良くも悪くも与えていくのかをヒシヒシとリアリティを込めて感じさせられます。
