ISの現状とそれを伝えるRBSSの活動を追いかけたドキュメンタリー。どんな言葉も陳腐になるくらい衝撃が詰まっていた。
予告で気になっていたけど時間が合わず劇場では見られなかった本作。配信が始まりいつでも見られたはずなのになかなか手が伸びなかったのは向き合う必要があることを知っていたから。
小さな子がぬいぐるみの首を切り取る姿が忘れられない。救いを求めて国を出ても思想に追われ、未来のために命を削っても移民と蔑まれる。立ち上がらないと何も変わらないことはわかるけど…考えても息苦しくなるばかり。ペンが剣よりも強いと信じたいけれど残忍な画の数々に怯んでしまう。見終えて食器を洗っていたら不意に泣けてきた。世界は救えなくても目の前の平和を守れたらなとは思う。
「集団が消えても思想が消えなければ次が生まれる。」
