ペンバートン

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結のペンバートンのレビュー・感想・評価

4.6
基本的には「島に上陸して塔を破壊するミッションに向けて動く」という単線的なストーリーであるにもかかわらず、数多のコメディシーンや、時間軸を微妙にずらしたストーリーの分割と組み換えによって全く飽きを感じずに楽しめる作品になっていると感じる。

序盤から終盤までに散りばめられたギャグやグロ描写も観ていて笑ってしまうぐらい最高で、ここがやはりMCUとは一線を画すところ。個人的には一本で完結するアメコミ映画としては過去最高に楽しかった。

戦闘シーンのBGMをはじめとする音楽の使い方や、いわゆる「負け組」「底辺」が躍動する点はGotGのジェームズガンらしさが満載。

キャラクターを見ても、ハーレイやナナウエ、ピースメイカーなどは愛らしさたっぷりで、また特にあの少ない登場時間でここまでのインパクトと愛嬌を残したウィーゼルはすごい。