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おクジラさま ふたつの正義の物語のhiroのレビュー・感想・評価

3.6
日本人も外国人も、いかに捕鯨問題を短絡的に捉えているかを痛感させられた。
もはや食肉用のイルカの漁獲高は瀕死状態であること、日本人はもはやほぼ鯨肉など食べてもいないこと、太地町で捕獲されるイルカ7種類はどれも絶滅危惧種ではないこと、鯨肉には水銀が通常よりも多いこと、太地町がイルカとの共存に向けて新たな未来を描いていること、シーシェパードの人々も何かしら信念があって行動していること、太地町の人もシーシェパードの人も決して妥協点がゼロではないこと...たくさんの発見が得られる作品。
多面的に考えるためにも見ておくべき作品。
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