「バンブルビー」（原題：Bumblebee）
先に言ってしまうと、ツッコミだらきりがないツッコミどころ満載、ファン“のみ”必見バンブルビーがとにかくとにかく可愛い大迫力作品である。
「トランスフォーマー」シリーズのスピンオフ作品だ。
スピンオフ作品で気を付けなければいけないのは３つあると思っている。
まず１つはシリーズを通してそれに値するだけの魅力的なキャラクターだったか、２つ目はそれ単体として楽しめるか。
そして、最後に結果的にスピンオフをする価値があったかということ。
バンブルビーはシリーズを通して、特にファンが多い。
主人公の危機には必ず現れる。
けれど、めちゃくちゃ強い訳でもないのでやられて仲間に救われることもある。
子どものような無邪気さに加えて、ラジオから流れる音を継ぎ接ぎしたぎこちない喋り方に非常に愛嬌がある。
他のキャラクターとは際立っていたという意味では、非常にスピンオフ向きではあった。
ただ問題なのは後者２つ。
やはりシリーズを観ていない人からすると、どうしても置いてきぼり感が否めない。
それを回避するために、新たなヒロインをすえ、彼女の人間的な成長をドラマの別軸として用意したのであろうがこれも中途半端になってしまった。
個人的には、WWEファンとしてジョン・シナの敬礼には笑った。笑
こりゃ、ドウェイン・ジョンソンにはなれそうにもない。。。
では、結果としてスピンオフにしてよかったかというと僕は半分よかったが半分パッとしなかったと思っている。
さすがは、アニメーション制作会社のCEO兼アニメーター、トラヴィスだ。
バンブルビーのキャラクター、表情の豊かさが圧倒的に素晴らしかった。
ファンとしては、これを期待していたしそれに見事に答えた。
しかし、この作品はそれ以上でもそれ以下でもないというのが残念ポイントになってしまった。
これが「トランスフォーマー」シリーズ唯一のスピンオフ作品になるだろう。
