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バンブルビーのmatchypotterのレビュー・感想・評価

バンブルビー(2018年製作の映画)
3.9
トランスフォーマーシリーズのエピソード0的な、何でバンブルビーは地球にいたのか、あの1までどこで何してたのか、の話。

今回は主人公の女の子との絆というか、お互い足りないもの同士の埋め合いというオートボットと人間との繋がり、出会いに焦点を当ててる。
なので、過去のシリーズで最も人間味ある温もりというか、温かみがある。
一方で、これまでのオートボットとディセプティコン達の壮絶な激しい戦いは少し抑えめ。
個人的にはもっとあのトランスフォーマー達のディテールとか、一瞬の変身やスローモーション多発によるメカの攻防にどれだけ金使っとんねん、的な男の子が胸熱のウィ〜ン、ガシャン的なシーンが少なめなのが少し残念。
正直そこら辺は本作にはどうでも良いと思われて細かい機械的生命体の挙動は割愛してるとさえ思える。

とはいえ、これはエピソード0であるが故の物語であり、そこは人との繋がり重視とし、激しい戦いが見たくば以降の1から見よ、とすればまったく問題なし。

とにかくあの主人公の女の子が可愛い。
こんな子が機械いじりが好きで妙に人見知りで、過去に縛られて陰があって後ろ向きとか、もう惚れてまうやろのやつ。
にしても、この女の子しかり、初代シリーズのウィトウィッキーとその彼女しかり、後半シリーズのマークウォルバーグ然り、なぜ巻き込まれる主人公達は機械いじり的要素か若干ウブで厨二病とそのくせ妙な使命感に燃えるキャラなのか。

製作陣の作り手側の自己投影と願望みたいなものなのか。だとしたら、この映画は作り手にとっても夢の作品であるに違いない。
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