日本では全く触れられない難民を扱った話です
これだけ日常に難民が浸透してるのもヨーロッパだからなせる事ですよね 日本は難民認定率が1%にも満たないくらいだし。でも、こういう未来は絶対に日本にも訪れるはずなので、難民問題なんて知らないとは言ってられないこのご時世なわけです
説教っぽさがないのがこの監督の良いところって書かれてますけど、その通りだなと あれこれ言うより行動で示す、みたいな。皆が難民の主人公や、彼の妹のためにさりげない優しさを見せる一つ一つのシーンが愛おしいし美しいです。随所に入る小ネタもなんか微笑ませてくる感じ。美しい景色を見た後のような気分になりました。
一方でネオナチみたいな真逆の人達もいるというのも現実で、ファシズムの芽を徹底して排除するとかそういう希望は、おそらく生きているうちに見届ける事はないでしょうけど、自分らがどうしていけばいいのかっていう答えを端的に示してくれてると思います
最後に一つ。犬が超可愛い！
