希望のかなたの作品情報・感想・評価・動画配信

希望のかなた2017年製作の映画)

Toivon tuolla puolen/The Other Side of Hope

上映日:2017年12月02日

製作国:

上映時間:98分

3.9

あらすじ

「希望のかなた」に投稿された感想・評価

自分は難民問題に疎いからピンとこなかったが、今作もカウリスマキワールド全開で楽しめたし、これを機にヨーロッパの難民問題を意識するきっかけにもなった。こういう映画は国境や人種、時代を超える人類の教科書であり続けて欲しいとそう願うばかり。
難民問題がテーマの映画初めてみたけどあんまりピンとこなかった。
もっと難民問題のこと知ってから見ると違うのかもしれない!

難民問題に直面してる国の人たちと日本人じゃこの映画に対する感動の大きさ違いそう。
yui

yuiの感想・評価

2.5

このレビューはネタバレを含みます

難民問題がだいぶコミカルに描かれてて、好みじゃないというか、どう観たらいいのか分からなくなったのと、ラストが曖昧でやはり余り好みじゃなかったのかもしれない。
momohide

momohideの感想・評価

4.2
「死ぬのは簡単、私は生きたい」


もー、オープニングからしてカウリスマキ。
なんだろう?色合い?質感?なんでか分かんないけど一発で彼の映画だって分かってしまう。
地獄の黙示録のパロディかな?笑


今作も全体的にオフビートなユーモアでクスッと笑えるカウリスマキワールド全開。
勘違い日本をワザと演出してるところとかほんと好き。


前作同様難民問題が題材でより緻密な現実が描かれている。
暖かく受け入れてくれる人もいればそうでない人もいる、
自警団、ハードルの高い申請態勢等
まだまだ問題は山積みだけど、
せめて映画の中ではみんな笑顔で終わってくれ。
Jo

Joの感想・評価

3.5
日本にいるとあんまり触れることのない難民問題。考えさせられる作品だった。
ある一角のテーブルと椅子と光

ミニシアターで老人に囲まれて見たい
jumo

jumoの感想・評価

4.2
どこの国でも心無い人に傷つけられることはあるけど、ゴールデンパイントは優しさに溢れていて泣けてしまう
スシバーのお客さんが帰るときのお通夜顔とワサビの量も含めて愛おしい
烏肌実

烏肌実の感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

カウリスマキ初体験。

「素敵な荷物が運べた。金なんか要らない」が特に粋。

控えめな感情表現とユーモア、社会性と哀愁が渾然一体となって独特〜。他も観たいどす。
昨年の夏の話…

僕の会社の同僚であり、フォロワーのdarisakmatsuさんが、昨年の夏に奥さんとフィンランドへ旅行に行った時の土産話です。

その旅の目的は色々あったみたいですが、一番の目的はアキ・カウリスマキ監督がヘルシンキで共同経営しているバー「カフェ・モスクワ」へ行くことでした。

かなりのこだわりがあるお店らしく、特に色にはこだわり抜いたそう。ソビエト連邦時代の雰囲気を漂わせた店内は、まるで映画の世界へ入り込んだような、ノスタルジックな感覚に包み込まれるというもの…

そんな情報をひっさげて、意気揚々と目的地に着いたら、店が閉まっていたとのことでした。ただ単にその日が定休日だった訳ではなく、ビルの改修で立ち退きを理由に、二人が訪れた2週間前に閉店してしまったということです。

もちろんdarisakmatsu夫妻は失意のどん底へ。"タイミングが悪い"では片づけられないやるせなさで、その時かなり落ち込んだそうです。それもそうでしょう。何せ旅の目的の大半を運悪く失ってしまったのです。

夫妻は失意のまま、昼間っからその近くのバーに入りやけ酒を飲みまくったとのこと。あまりお酒が強くないくせに、その日は飲まずにいられなかった悔しさが…

そんなことをしていると、その閉店になった店の前に一台の高級車が止まりました。夫妻がその車を注意深く見ていたら、なんと車からアキ・カウリスマキ監督が降りて来たそうです。

夫妻揃って、えーーーー!の大絶叫。
まさかのご本人登場‼︎

二人でアキ・カウリスマキ監督に駆け寄り、あれやこれやと色々会話をし、一緒に写真も撮ってもらったという結末に…

なんと羨ましい話。

この話を聞いて僕は「この人、映画の神様に愛されてるんだなぁ」と思いました。だって、そんな旅行先で意中の人に会えるなんてよっぽどのことだと思うんです。

そんなラッキー、僕がフィラデルフィアに行ったらデヴィッド・リンチ監督に会うようなものでしょ? たまたま新宿ゴールデン街に行ったらティム・バートン監督に会えるようなもんでしょ? 浅草のくじら屋に行ったら北野武監督に会えるようなもんでしょ? そんな確率どこにあるの?

そもそも、僕がその日その時間にその店の前で高級車からその大男が降りて来たのを見たとしても、それをアキ・カウリスマキ監督だと気づかなかったと思うんです。だって、僕は監督のお顔を存じませんので…

結局、夫妻がアキ・カウリスマキ監督に会えたのは、彼の作品が好きだったから、彼の面影に少しでも触れようとヘルシンキまで出向いたから、そして当然彼の顔を知っていたからだと思うんです。

夜空を見上げない人に星は見えません。夜空に星があることを知り、星が好きでいつも夜空を見上げている人の前にいつしか流れ星は現れます。

それと同じように、何かしらの思いというか、前置きというか、日頃からある程度の希望を膨らませておかないと、それなりの未来は開けないと思うんです…

くしくもこの作品もそのような作品でした。

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内戦が激化するシリアから逃れ、カリードは偶然ヘルシンキにたどり着きます。

空爆で家を破壊され、父、母、弟を亡くしてしまったカリードの唯一の希望は生き別れた妹が平和に生きること。

カリードはヘルシンキでいろんな人と出会いながら、妹を探し続けます…

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「希望のかなた」

死線を掻い潜って偶然たどり着いたヘルシンキ…
その偶然の中に、カリードが希望して止まなかった安らぎがありました。そしていびつながら、この物語の結末もカリードの希望の成れの果て。望み通りとは違いますが、希望はいびつながらも叶うことになるのです。

人生はままならない
しかし希望を忘れたら何も起こらない

「希望のかなた」に見えるのは、思いがけない出会いと、人と人とが紡ぐほんの少しだけ開かれた未来。darisakmatsu夫妻のエピソード同様、思い描いた予測とは、違う角度の結末が待っているものだと思います…

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夫妻とアキ・カウリスマキ監督との別れ際、監督は夫妻に向かって「ワサビ、ワサビ、アリガトウゴザイマス、ワサビー」と意味不明なことを叫んでいたそうです。でも、この作品を観て何となくその言葉の意味が…

この作品にスシを作るシーンがあるのですが、そこで使われているワサビの量がシャリの量と同じで、日本人なら誰しもビックリしてしまうハンパない量。

アキ・カウリスマキ監督は、さぞかしワサビが好きなんでしょうね。だから「ワサビ、アリガトウ」なんですね。

監督から作品にまつわる言葉を直に聞けるなんて…
ああ、僕も映画の神様に愛されたいものです。
cr

crの感想・評価

4.0
難民問題を独特の空気感でコミカルに、そのセンスが素晴らしい。レストランの色彩がフィンランドっぽくて素敵。スシのシーンは日本人なら思わず笑ってしまうでしょう。
セリフが少なくて表情暗め、全体的に静かで重い題材だからこそ、登場人物の優しさがじんわり沁みてきて、クスッと笑えるシーンにもあたたまって、多くを語らないけど伝わるもののある、いい映画だった。ユーモアのある優しさって素敵!
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