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ボンド・ストリート
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ボンド・ストリートが配信されているサービス一覧

『ボンド・ストリート』が配信されているサービスは見つかりませんでした。

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『ボンド・ストリート』に投稿された感想・評価

幽斎
4.8
社会活動の自粛が一応解除され、仕事でお江戸へ行く機会も増えました。新幹線の乗車率は相変わらず4割程度ですが、車内販売が好きな私は手ブラで乗車して京都から品川まで、色んなモノを買いますね。お弁当は定番の新幹線弁当。江戸前「深川めし」関東の方が好きな「穴子蒲焼」静岡「黒はんぺん」名古屋「みそかつ」など沿線のご当地食材が楽しめ、税込1000円とリーズナブル。スイーツなら「オーボンヴュータン」が一押し!。エピス(フランス語でスパイス)の効いたサブレに木苺ジャムのサンド、バターとアーモンドの生地にジャンドゥーヤを合わせたドワ等7種の焼き菓子で590円、アラビカ種100%ブレンド珈琲とセットで買うと更に50円引きとお得。

何の話でしたっけ?あぁ映画の話でしたね。レビュー済難解作品「森の中のイーラ」「ネクソス」を配信したホテルに再び宿泊。今回も超濃厚な作品に出逢いました。LANが廃止され全てWi-Fi。逆にVODは快適に楽しめる。画質もHD仕様でDVDより綺麗、洋画だけで50タイトル有るので、暇潰しには最高。

今回ご紹介するのは「ボンド・ストリート」。

原題「Tough Bond」ボンドは接着剤。皆さんは「ハイパーハードボイルドグルメリポート」と言う番組を御存知でしょうか?私の大好きなドキュメンタリーで、テレ東で不定期に特番で放送。「生きる=食べる」をコンセプトに難民や貧困地域にディレクター1人で密着取材し、彼らの過酷な生活振りをありのまま紹介する。一応グルメ番組なので、彼らの食事を通じて地球の裏側で私達の知らない世界を教えてくれる、衝撃的な番組。MCの小籔千豊のコメントも的確で、有吉弘行がゲスト出演した回はギャラクシー賞のテレビ部門に入賞。彼のTwitterのコメントも素晴らしかった。本作は、そんな世界観の映画と言える。

物語はアフリカ、ケニアの伝統的な村が舞台。都市部の開発と人口増加は、スラムの爆発を生み昔から大切にされたコミュニティの絆も崩壊し、格差が深刻な貧困問題に直面する。主人公はナイロビに住む4人のストリートチルドレンで、彼らは原題の通り、ボンドを吸引する事で憂さ晴らしする日々を送ってる。映画は彼ら4人の視点を通じて、村からも無視されて社会の亀裂に突き落とされるが、ストリートで生きる知恵を生み出し、自分達を「サバイバー」と呼び異なるコミュニティを形成する。ボンドで繋がる彼らは世界から、国から、地域から見放されるが其処で暮らす逞しさを3年に渡る取材映像でありのままを映し出す。日々の喧騒やコミュニティ間の争い、その中でもユーモアを忘れず生き抜く姿に、誰もが胸を打たれるだろう。

ケニアはアフリカで典型的な「kleptocracy」クレプトクラシー国家として知られる。kleptocracyはギリシャ語で直訳すると収奪や盗賊を意味し、政府の為に働く者が腐敗し、大衆が貧困に陥る間に自分達だけ金持ちに成る、政治学の世界で「泥棒政治」と揶揄される。同じアフリカのザイールのMobutu Sese Seko大統領は、アフリカ統一機構議長として西側諸国と緊密に連携する一方で、公金をスイスやケイマン諸島に隠し、その額50億ドルとも言われ、国家の対外債務に等しいと糾弾された。ケニアの情勢も、これに酷似してる。

Austin Peck監督はドキュメンタリー専門で、京都に帰って調べると前年製作した「Gardeners of Eden」も極めて高い評価を得てる。本作はナレーションやBGMは無く、問題を提起するだけで具体的な解決策や、子供達のその後を写す事はない。その為ドキュメンタリーとしてパーフェクトな完成度とは言えないが、逆に考えれば現状把握だけで、目一杯とも言える。ゴミ捨て場で遊ぶ子供、HIVに罹患しても生きる子供、彼らが飢餓に苦しむ映像を見るのは「完全」に絶望で有り、憂鬱で有り。苦痛で有る。しかし、貴方は見始めたら止める事は出来ないだろう。

映画は社会を映す鏡で有り、それは自分を写す鏡でも有る。機会が有りましたら、是非一度御覧下さい。
3.0
music by
Erik Lohr
(sound editor)
Kenya
“It’s my turn !”
“Success is the sum of small efforts repeated day in and day out.”
“Tomorrow belongs to the people who prepare for it today.”
これボンドを吸うっていう表現してるけど、要はボンドを固着させない為に使われてる有機溶剤が気化したものを吸ってるのであって、僕のオヤジ世代でいうところのアンパンよな。

発展途上国と組み合わさると現状はむごいけど、先進国のコデイン中毒とかアンフェタミン中毒を考えると、割と若者の逃避行動って根っこな部分は変わんない気がする。

でも、ボンドを吸ってると空腹が紛れる。ってのは先進国とは前提が異なるので、救いのなさが段違いではある。

救いのないドキュメンタリー。

涼しい部屋で食ってたじゃがりこが不味くなる名作。