ナカムラ

すばらしき映画音楽たちのナカムラのレビュー・感想・評価

すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)
5.0
最高でした。はあそうか、と眼から鱗がはらはらと、そんな感じです。如何に自分が表面的にしか映画を見ていなかったか、ということに気付かされた。当たり前だけど、映画で私たちが目にするものは、その映画を支えている人たちの中の本当の本当に一部であって、後ろでどれだけの人がどれだけの努力と愛で支えているのか。この映画は、音楽だけにフォーカスしていますが、それだけでない、脚本演出監督照明美術背景撮影配給、、、、
そういえば去年のPOPEYEにエンドロールの見方が載っていた。私はエンドロールまでしっかりしっかり観てやろうと今決めました。

映画音楽が如何にわたし達の心理に影響しているのか 映画音楽に関わる人たちの映画音楽に対する愛情が、自分の仕事に対する誇りが、ひしひしと伝わってきて ひたすらに格好良いなと
あんな、自分が携わった映画の上映後に、トイレに篭って鼻歌聴いちゃうなんて、そんな楽しそうなことありますか
監督がフィルムを流して、隣でジョンウィリアムズが片手でピアノを弾いている、なんてお洒落で粋なの
20centuryfoxのファンファーレ、インディジョーンズ、ジョーズ、E.T.、スターウォーズタイタニック、
そういえばいつも、映画の記憶は音楽と結びついている。


俳優さん、監督さん、ポスター、おすすめそんなこんなで映画をチョイスしていますが、音楽から巡るというのもまたすごく粋で楽しいだろうなと夢が膨らむ わたしには、ああこの映画も見ていない、これも見たい、こっちも見たい、名前ばかり知っていて見ていない映画ばかりだ。自分が知っている映画が出てくるとまた嬉しいのであって、もう一度見返したくなって、これ一本では終われない。もし自分が何本か立ての映画祭をするなら、一作目にはこれを選びたい。
映画にはいろんな切り口があるのだな〜
いろいろな楽しみ方があるのだな〜
どこまでも懐が深いのだ
ナカムラ

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