りゅーきマッドベリー

南部の唄のりゅーきマッドベリーのレビュー・感想・評価

南部の唄(1946年製作の映画)
4.3
スプラッシュマウンテンの元ネタで奴隷制度を危険なほど美談にさせたのと人種差別的表現(差別がなく対等すぎて違和感があり勘違いさせる表現)が問題になりディズニーの黒歴史にして禁じられてしまった作品。

内容は南部の農場を舞台に黒人奴隷のリーマスおじさんと金持ち白人少年ジョニーの身分を超えた友情の物語+ブレア・ラビットの物語🐰🦊🐻👴🏾🧒🏼👧🏼👦🏾

『Netflix パラダイス警察』シーズン2のエピソード4 [ワッフルを食べたのは誰だ!?](神回)でディズニーの人種差別的キャラが解放されたときにリーマスおじさんもその中にいて「それではリーマスおじさんがこれからブレア・ラビットのお話をするよ」と言ってたのが印象的でようやく元ネタを鑑賞。


1946年でもうこんなにクオリティが高かったの!?と思わせる実写とアニメーションを上手く融合させた表現が凄い!!

ブレア・ラビットはワーナーのバッグス・バニーの原型になってるらしく、ディズニーの良いところが詰め込まれためちゃくちゃ良いキャラで可愛かった🐰💗✨

🐰「挨拶されたのになんで返事しない?おい!!お前さん!!耳がないのかよ!こんちわーって言ったのにぃ💢 」

タール人形に対して怒ってるブレア・ラビットも可愛い🤣💕

グラン=マサラことグランマ・サラも出てた🐭🍽️!!

少年ジョニーの険しい顔芸🤨www
ジョニーとやたらとキュートなジニーは良いカップリングだったし、犬に付ける名前がティンチーって最高のネーミングセンスで個人的にめちゃ気に入った🤣🙌❤️‍🔥


そしてリーマスおじさんのキャラの立ち位置が確かに『サウスパーク』のシェフ👨🏾‍🍳に似てる😂😂😂

劇場公開された時からすでにめちゃくちゃ批判されて大問題になっていたらしいけど、リーマスおじさんが歌う"ジッパ・ディー・ドゥー・ダー(Zip-A-Dee-Doo-Dah)"は長いこと舞浜駅の急いで乗らないと!!って思わせるお馴染み発車メロディになっていたり、パークBGMになってたから元が問題作の曲だったことに驚き…でも良い曲🫢🎵

ラストの表現は素敵で暖かく個人的に泣ける🥲
素晴らしい安定のアニメ表現だったのでディズニーの禁じられた封印作にするには勿体無い気がするが、そう思ってしまうのは奴隷制度のことについて自分が知識不足だったからだと思う😵😓
作中の時代的にタランティーノ監督の『ジャンゴ 繋がれざる者』を思い出した!!

作中で笑いの国を探しに行こう!って言ってて自分も笑いの国のような爆笑できる映画(『ハングオーバー!』『プロジェクトX』『真夜中のパリから世界の果てまでヒャッハー!』みたいなやつ)を引き続き探そうと思った。◕‿◕。