ぬ

少女邂逅のぬのレビュー・感想・評価

少女邂逅(2017年製作の映画)
4.5
乳白色の湯船に拡がる真っ赤な鼻血。

自我のある生物でありながら当然のように消費の対象として扱われる蚕と少女との重なりが、それだけで傑作であり、辛い。

危うい感情の機微や揺れの表現が見事だった。バチバチの演出。転校生の音楽もぴったり。


必死だ、煌いて可愛くて危うくて儚くて強くて切実。夢を、夢を見る。
ぬ