Itotty

少女邂逅のItottyのレビュー・感想・評価

少女邂逅(2017年製作の映画)
3.7
目の前に広がる世界が全てだった
それはとても小さいけれど
それが全てだった

勇気はなくとも
心の痛みは確かにあった

人によって傷つき
人によって救われる
あの頃が感情的だったのか
いや、今も変わらないと思う

そんなことを繰り返しながら
今わたしはここにいる
その確率もまた一つの奇跡





夢か現実か、鮮明にはならない不安定で不思議な雰囲気が印象的でした。主人公の心の迷いや葛藤が伝わってきます。

女子高校生を経験したことはないけど、ほんの些細なことで、あるいは理由すらもわからず、友達との関係が変化することだけはよくわかります。人間関係って不思議だし難しい。。。

でもだからといって、誰かのためになることだけが価値だなんて思いたくない。
誰かを笑顔にしたことは、きっと自分の笑顔の種になってるんじゃないかな?
その関係が永遠じゃなくても、あの日共有した喜びは、きっと自分史に残る。
そしてこれからもきっと作っていけると信じていきたい。
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