風来坊

2020の風来坊のレビュー・感想・評価

2020(2017年製作の映画)
2.0
ある秘密兵器の作動によって、世界中に天変地異が発生。地球壊滅を回避すべく奔走する主人公たちの姿を描いた大災害パニック映画。

だから低予算で規模の大きい災害パニック物を作るなって言っても作っちゃう、いつものダメダメB級パニック映画パターンのヤツです。監督もB級C級専門のライオン君だし。可愛くも美人でもないヒロイン、安っぽく粗すぎるCGで展開される陳腐なお話し…。天変地異を起こせる兵器の存在が唐突、なんのために作られたのかとか補足が足りない…。

ビルの屋上が燃えてるのに外観や窓は何の変化もないし大丈夫じゃん!とかツッコミを入れながら観るしか選択肢はない。地球の危機なのに山奥で一体何をやってんだか…。家族でウダウダやってるシーンが多くツラい…。「ヘルストームなんて兵器なんてあるわけないだろ」と言っていた政府のお偉いさんが、急に「ヘルストームはな」とか言い出す…結局最後は核爆弾…展開が急というかご都合主義ゴリゴリ(´・ω・`)

登場人物にまるで魅力がなく物語が盛り上がらない。肝心の都市を襲うパニックシーンも俯瞰映像が多いし、逃げ惑う人々の描写もないしパニック感が伝わって来ない…。粗すぎるCGは別として、山中や車の走行シーンなどは映像が綺麗でした。誉める所はそれぐらい…。最近みたうんこ映画「ブラック・オプス 超極秘任務」に比べたら遥かにましな映画で普通に最後までは観れましたが、常人には苦行だと思いますので止めた方がいいでしょう。
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