ゆみな

夜が明けるまでのゆみなのレビュー・感想・評価

夜が明けるまで(2017年製作の映画)
3.5
Netflixで観賞。邦題『夜が明けるまで』ですね。静かな心の変化を感じる老年期の恋の話でしたね。良かったです。

妻に先立たれ独り暮らしをしているルイス(ロバート・レッドフォード)の家に、隣に住む夫を亡くしたばかりの女性アディー(ジェーン・フォンダ)が訪ねてくる。彼女はお互い孤独で寂しい夜を過ごしている…だから話をして一緒に寝てほしいという奇妙な提案をしてくるんだよね。ルイスは毎日眠れない夜を過ごしていて、そこを抜け出す為に彼女の提案にのることにする。これが序盤のあらすじかな。

これ、冒頭から序盤にかけてのルイスの孤独を映し出すシーンが格段に良くて、一気に物語の中に引き込まれてしまった。もちろんアディーとの出会いから心が通じ合ってお互いを必要と思えるまでの過程も好きなんだけど、正直アディーの孫が介入してきてから自分の中では少しトーンダウンしてしまったかな…。
過去の過ちをずーっと後悔していて心に傷のある2人が、お互いを理解し合い長い孤独から解放されていくのが素敵だったな。

実はこれ、マティアス・スーナールツ目当てで観賞したんですけど、彼はアディーの息子役であんまり出番なかったですね。
ゆみな

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