うちの奥さん(中原中也〈現実のではなくてストレイドッグスの方です〉ファン)に誘われ鑑賞。
正直、TVシリーズは見てましたが映画に行くほどのファンではない位のスタンス。
しかし！超面白かった!!見に行ってよかった!!
休日ともあって満員、あの厨二病世界、台詞回しのアニメを劇場で大勢で見るのは途中までは苦痛だったのですが(笑)渋澤龍彦、フョードル･D、太宰治の三人並んだラスボス感、中島敦(と泉鏡花)と芥川龍之介の敵対者同士の共闘は劇場版ならではの特別な感じですし《ドラコニア》が出てきたのが嬉しかった。
中島敦がいつまでも闘うの闘わないのってウジウジしてるのはガンダムのアムロ、エヴァのシンジの流れを汲むちょっと前の主人公みたいでコレはコレで正しい！
今どき珍しい王道の熱血アニメだと思うしラストバトルでTV版主題歌が流れるのは超燃えました！
時計塔の従騎士アガサ･Cが送り込んだ｢燃焼の異能力者｣について、このシーンもお約束と言えばお約束ですけどB-2スピリット･ステルス戦略爆撃機に乗ってやって来たのは誰何でしょう？
顔は見えずスピリットのコクピットにスーツ姿で収まる如何にも英国紳士然とした人物。
英国作家で考えるとSF作家JGバラードが『燃える世界』って作品を書いてますが。
ドラコニアの次はボルヘスの『バベルの図書館』とかやって欲しいな～何て思いつつTVアニメも劇場版第二弾もやってくれるものと期待してます。
