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囚われた国家のbluemercenaryのレビュー・感想・評価

囚われた国家(2019年製作の映画)
3.3
突然現れたエイリアンに全面降伏、武装解除した人類。
エイリアンが地球統治者となり、政府はその窓口になった近未来。
エイリアンは地下に潜って地下資源を採掘し、人類は首にチップが埋め込まれ監視管理され格差社会を生きていた。

20歳になるガブリエルは亡父の同僚マリガン司令官の庇護を受けて暮らしていたが、マリガンの真意はガブリエルの兄ラファエル達レジスタンスの行方を掴む事だった。
生存していたラファエルは旧メンバーを結集し、統治者(エイリアン)も参加する団結集会での爆破テロを画策、決行したのだが・・・



前情報無しで何となくアクション系を期待してたんだけれど、上映後の感想を一言で言うと、「何だか凄いディストピアSFに巡り合ったなぁ 」と。

圧倒的支配者がやって来て、迎合/歓迎/同調するエリート(アッパー)層がいる。
監視されているから声をひそめ、管理されているから連絡手段に知恵を絞る圧倒的多数の庶民がいる。
自由を勝ち取るために庶民は立ち上がる。
鎮圧されても立ち上がる。
何度でも、何度でも。 

何時頃、企画されたか解らんけど、アメリカ独立戦争にも通じるし、圧倒的支配者がトランプで、支持者はアッパー層に重なってしまう。
アメリカでの興行成績はどうだったのかな。
終盤の展開から続編を期待してしまう。
つーか、最後を見極めたい。
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