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偽りの忠誠 ナチスが愛した女のlemmonのレビュー・感想・評価

3.2
ナチス政権によりドイツの皇帝が他国に追い出されていたとは。
物語はその皇帝と、皇帝を監視するために派遣されたナチスの大尉と、皇帝の屋敷に勤めるユダヤ人のメイドを軸に進む。

皇帝とメイドの繋がり。前半の何気ないシーンからもそれがわかり、後半に活きる。皇帝を演じるクリストファープラマーが、周囲を気にせずわがままに怒りを露わにしたり、思いやりある優しさをみせたり、身近にいたら大変だけど、観ている分には実に魅力的で、表情豊かに演じる。


大尉とメイドが魅せるメロドラマ。
ここが唐突でよくわからなかったなあ。
利用するものされるものの関係でもなかったし、2人とも大胆な脱ぎっぷりで、頑張っていたけどもっとロマンティックに撮れなかったのかなあ🤔。
脱いで突っ立てる印象しか残らず(特にジェイコートニーの色気のなさに驚く.撮り方が悪すぎたのか笑ってしまった)、肉欲で求め合っただけなのかもしれないが、それも伝わらず。


後半もまたプラマーのおかげで楽しく見れたが、クライマックスに向けての緊張感はなかった。
テーマは重たいが、作風は重苦しくなく観やすい、、、それがかえってサスペンスの重みを薄める。
映画って難しいな😣。

楽しめはしたかなあ。。。
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