ま

GONIN2のまのレビュー・感想・評価

GONIN2(1996年製作の映画)
2.6
前作は男5人だったけど2作目は女5人の90年代ヴァイオレンス映画。

ヤクザに犯された奥さん(多岐川裕美)はショックで自殺。夫(緒形拳)は敵討ちに。偶然銀行強盗の現場に出くわした女五人は宝石奪って逃走。

ヤクザ、敵討ち、強盗、個性的な女五人、ヴァイオレンスとこれでもかと詰め込んで時にシリアス、ちょっとお笑いやエロもありって感じの作風。

女五人(大竹しのぶ、余貴美子、喜多嶋舞、夏川結衣、西山由海)はそれぞれ事情を抱えており、皆性格も全然異なるが、ヒョンな出会いから意外と一致団結。しかし、楽しい時間もつかの間ヤクザの追手が迫る…

そこに現れた侍の様な緒方拳。日本刀片手にヤクザを斬りまくる。いや、どうみてもオジサンだけど強くてあきらかにこの作品で最強。
女五人とオジサン、ヤクザの対決は銃撃戦、刃物と何でもあり。
前作同様ヴァイオレンスな描写は多いがアクション要素の方が強め。

ジャンルや世界観は好きなんだけど全体的にVシネ・B級感が強くて安っぽく見えてしまうところが残念。オジサンと奥さんの愛情物語は良かったけど女五人のドラマが薄すぎてただギャーギャーピーチクパーチク言ってるだけにしか見えませんでした・・・
あとヤクザ弱すぎ&貫禄なさすぎ。

本作の一番の衝撃はなんといっても大竹しのぶのセーラー服姿。「ワタシ18歳~~」ってよくこの仕事引き受けたモンだ。いろんな意味で破壊力抜群。
ま