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祈りの幕が下りる時のDoublesのレビュー・感想・評価

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)
3.6
親と子の関係
自分の子の未来のためなら、名前も肉体さえも手放す。手段なんて選ばない。
ただただ必死に守り抜く。
子も子なりに親の幸せを願う。
それだけ手段を選ばず必死になれるのなら、悲劇の種をもっと小さく出来たのではないか そんな後悔をきっとたくさんしたのだろうと思う。

悲劇かもしれないが、
その中で生まれる鋼の絆。

そんな親子の人生を事件を通じて見て
大人は自分の子も含めた次世代に未来を見てもらえるためにも、強く正しくあらねばならないと 切に思う。
でも一方で大人でもそんな1人では強くなれない 人間弱い生き物だ ということも描かれている。
そんな人の心を見つめることが出来る作品と思う。

そして松嶋菜々子の演技が素晴らしい。
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