スマトラトラ

祈りの幕が下りる時のスマトラトラのレビュー・感想・評価

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)
3.6
壮絶。いつもと始まりがちとテイスト違ったけど、引き込まれていくのには変わらん。

怒り恨みを篭めながらの涙のシーンがめっちゃ怖かったね。

親が子を思って行動した結果を素直に受け取れる子はどれだけいるのだろう?
とこのシリーズを見ていると思う。
親子の想いと在り方がこのシリーズの根底にあるテーマのように思ってるから。
今作はその最後の答えるのように見えたけど……これで加賀恭一郎シリーズは終わりかしら。
東野圭吾作品の中で、シリーズ物だと加賀恭一郎シリーズが一番好き。
単発だとさまよう刃かな? 白夜行の仄暗さも好みだけど。

水天宮、茅場町、明治座、多摩動物(よね?)…馴染みのある場所がたくさん(笑)

私は捻くれ者だからさ、もし今後父親が私を思っていたという証言、物証が出てきても受け入れないと思うのよねぇ。
思っていたとしても、私には伝わらなかったし、思い出すらないもの。その時の私を思って行動しろよと思う。同じ家にいたのにねぇ。。他人より寧ろ気使ってたかもしれん。